アイコン 盛岡の「セレブ女性紹介」 元従業員が手口の詳細 全国で被害急増中

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読売新聞は24日、盛岡市内に 「セレブ女性と交際すれば、高額な報酬が得られる」とうたう不審なポスターが貼り出されている問題で、このポスターを貼っていた業者の事務所で勤務していた女性が取材に応じたとして次のように報じている。
女性の証言から、業者の詳細な手口や実態が生々しく浮かび上がった。
 
業者の所在は、盛岡から約500キロ離れた東京・新宿の雑居ビルの一室で、現在も営業を続けているという。
都内に住む女性は今年、街中で「テレアポ募集」のチラシを見て応募した。仕事は「デートクラブの電話案内」と説明されたという。
 
女性によると、男性から電話があると、住所や年収を聞き出し、セレブ女性のプロフィルを男性に郵送。入会料の3万円とセレブ女性への連絡代行手数料として1万8000円を、現金書留で送らせていたという。

その後、「セレブ役」の別の女性が、事務所の一室にこもり、非通知で男性に電話をかける。
「『自宅近くのセレブを紹介』とうたっているので、東京からかけていることがばれないよう天気や地元の話はNGでした」。
1人が何役もこなしていたという。

セレブ役の女性は、男性会員に3回目の電話で別れを告げるのがルール。
「『ほかにも紹介されている人がいるからごめんなさい』と断るのがベストと説明を受けていた」
 さらに、“脈あり”と感じた男性には、「別の人を紹介します」とさらに3万円を要求していた。
複数回ダマシ、数十万円を支払った高年収の男性には、電話案内の女性が直接会いに行き、お茶を飲むこともあったという。
「設定上はセレブがおごるので、お金は女性が出すよう指示されていて、会社から5000円が支給されました」と打ち明ける。

 一方、トラブルやクレーム処理は、男性が担当した。
事務所まで来て苦情を言う人もいたが、ほとんどが軽くあしらわれて終わっていた。しかし、「警察に行くぞ」などと強く出る人には返金を指示していたという。
「騒ぎが大きくなることが怖いんでしょうね」と語る。
 また、この業者は約30のデートクラブの名前を使い分けていた。
女性の勤務期間中、電話は、東北を含め全国からひっきりなしにかかってきて、毎日数十人がだまされていたという。
 
警察庁のまとめによると、異性交際あっせん名目の特殊詐欺の認知件数は、今年1~10月で37件、昨年1年間でも53件にとどまる。
被害者が後ろめたさから被害を訴えられないケースも多いとみられ、被害実態は深い闇に包まれている。
以上、読売新聞参照


 

[ 2015年12月25日 ]
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