アイコン 中国 2015年の可処分所得8.9%増、2月8日春雪6百万人が海外旅行

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中国国家統計局は1月25日、2015年の国民所得統計データを発表した。

報告によると2015年における中国全国平均可処分所得は、2万1966元(約39万4千円/17.95円)であった。前年比で8.9%増加している。ただし、物価上昇などを算入した実質上昇率は7.4%増になる。

地域別に見ると、都市部住人可処分所得が、前年比8.2%増の3万1195元(実質上昇率6.6%増)。
農村部住人1人あたり、現金収入が、前年比8.9%増の1万1422元(実質上昇率7.5%増)となっている。
なお、中国の2014年の全国平均可処分所得は、2013年比で10.1%増の2万0167元だった。

 以上、

<所得と海外旅行>

 日本との賃金格差は1/7~1/10程度だが、海外旅行する人たちが、2014年は前年比20%増加して1億700万人とされ、今後4年間(2015年含)で1億7千万人に達すると予想されている。
 中国では、それほど富裕層や上位中間層が増加中であり、その家族らが主体に海外旅行に行っている。
 人口も日本の10倍超の13億人、商売もスケールが大きなものとなっており、当たれば大きな利益をもたらしている。
 そのため、爆買いなど平均賃金では計り知れないものとなっている。
 
昨夏の中国人旅行者が今後12ヶ月以内に行ってみたい国トップ10は、
1. オーストラリア
2. 日本
3. フランス
4. 香港
5. 韓国
6. アメリカ
7. モルディブ
8. ドイツ
9. タイ
10. 台湾
となっている。

<韓国は一次旅行者>
実際の中国旅行者が一番多い海外旅行先は、5千万人以上訪れる香港は別として、600万人あまり訪れる韓国となっている。しかし、一次旅行者が多く、今や爆買いは限られ、韓国内での観光インフラ整備も追いつかないまま、ボッタクリ問題や昨夏のMERS問題なども発生するなどして、2015年の伸び率はマイナスになっている。一方、日本が前年比倍以上となったのとは対照的。

中国では韓流ドラマ人気が続いており、中韓間にはLCCによる格安ツアーも充実、整形ツアーなども用意されている。しかし、超格安ツアーは韓国内でのボッタクラレの買物や飲食を横行させており、リピーター客の減少や韓国の評判を落とす結果ともなっている。一時中国当局が、こうした超格安ツアーを禁止したが、現実は元の木阿弥となっている。

<春節 600万人が海外へ>
2016年1月19日、中国銀聯インターナショナルが発表したデータによると、今年の春節(旧正月、今年は2月8日)期間中に600万人の中国人が海外で過ごす見込みだという。

 

[ 2016年1月26日 ]
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