アイコン 旭化成建材 発覚前のくいデータ流用で対策せず 旭化成社長引責辞任、小堀専務昇格

スポンサード リンク

旭化成は、「旭化成建材」が請け負った建物のくいの工事 でデータの流用や改ざんが行われていた問題で、横浜市のマンションの問題が発覚する前にもデータの流用があったことが旭化成建材の経営者らに報告されてい たにもかかわらず、適切な対策をとっていなかったことを明らかにした。会社側では、社内体制を見直すなどして再発防止に取り組むとしている。

この問題では、旭化成建材が、過去10年余りで請け負った約3000の工事のうち、360の物件でデータの流用や改ざんが行われたことが明らかになっている。
旭化成は、原因究明や再発防止に向けて設置した社内の調査委員会がまとめた中間報告を9日公表した。
それによると、記録する機械の問題などでくいを打ち込む際のデータを紛失しやすい環境だったうえに、現場責任者らの間でデータを軽視する風潮があったため、データを紛失したり取り忘れたりしたときに流用などが行われたとしている。

ただ、現場責任者らへの聞き取りから、「工事の不具合を隠す目的で流用などが行われた形跡は発見できなかった」としている。
また、中間報告では、横浜市のマンションの問題が発覚する前にも、3件でデータの流用があったことが、当時の旭化成建材の社長や幹部らに報告されていたにもかかわらず、まれなケースなどとして扱い、適切な対策をとっていなかったとしている。

このため再発防止に向けては、工事のデータを確実に取って管理する体制の構築や、現場責任者や作業員に対する教育の徹底のほか、旭化成建材全体でトラブルの情報を共有して対応できるよう社内体制の見直しなどに取り組むとしている。

・中間報告書PDF

<旭化成社長引責辞任へ・次期は小堀秀毅専務昇格>
「旭化成」は、子会社の「旭化成建材」が請け負った建物のくいの工事でデータの流用や改ざんが相次いだ問題を受けて、経営責任を明確にするため、浅野敏雄社長が来月いっぱいで社長を辞任すると発表した。
後任には、今年4月1日付で小堀秀毅代表取締役兼専務執行役員が就任する。
以上、

子会社の社長ともなると島流し状態。事なかれ主義の官僚主義・サラリーマン体質ゆえに問題の重大さなど感知すらしなかったのだろう。旭化成全体の企業体質にも問題があった所以。
 

スポンサード リンク
[ 2016年2月 9日 ]

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ