アイコン 中国、世界最大の電波望遠鏡(FAST)建設に少数民族追い出しにかかる

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中国当局が世界最大の電波望遠鏡「500メートル口径球面電波望遠鏡(FAST)」を建設するため、住民9110人を立ち退かせる計画を明らかにしたと国営新華社通信が伝えた。
「FAST」は、貴州省の山間部に建設され、9月に完成予定。
100億光年以上離れた距離から届く電波信号も探知できるとされ、地球外生命体発見への期待もかかる。

立ち退きの対象となるのは、半径5キロ以内に住む住民で、1人当たり1万2000元(約21万円)の補償が支払われる。住居の確保が難しい少数民族の世帯には1万元を上乗せする。
中国では過去にも、三峡ダムの建設で120万人が立ち退きを強いられていた。
FASTが完成すれば、プエルトリコにあるアレシボ天文台(直径305メートル)を抜いて世界最大の電波望遠鏡となる。
以上、

大昔から居住している少数民族を追い出し、科学技術を世界に威張り散らすことを、漢民族の国家が力でなすべきことだろうか。
貴州省は、中国の西南地区に位置し、北に四川省と重慶市、東に湖南省、南に広西チワン族自治区、西に雲南省と接している山間部。
中国の土地は国家所有であり権力で追い出すだけ。これまで地方の開発において、どれだけの住民がろくに保証もされず追い出されたことか、そうした衝突事件は以前から頻発しているが、絶対中国の国家権力はマスメディアに報道させない。外国紙であろうと報じた記者は国外退去処分に処せられる。また、こうした住民側の弁護に立つ全国の弁護士たちは、先般根こそぎ拘禁されている。

ウイグル地区はウイグル族の居住地域であったが、漢民族を大移動させ、レアメタルや豊富な石油利権も含め漢民族が地域全体を乗っ取ってしまった。イスラム教を信仰するウイグル族のイスラム教さえも取締りを強化している。
チベットも同様、青海鉄道を敷き、漢民族を大量に移動させ、チベット宗教やチベット文明の破壊を行っている。

100億光年前に発せられた電波は科学者にとって必要だろうが、科学までも国家権力に利用される世の中、それ以上に大切なものはこの世に生きる人たちではないだろうか。犠牲があってはなるまい。

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[ 2016年2月18日 ]

 

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