アイコン 1日の上海総合指数どうなる 中国、預金準備率0.5%引き下げ

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29日の上海総合指数は、前日比▲2.86%安、79.23P安の2,687.98Pと再び2,600P台に入ってくるまで下落した。
取引後発表された中国の銀行の預金準備率0.5%引き下げの土産に3月1日、上海総合指数はどれほど反応するのだろうか(原油価格は好感して値を上げ、欧州では資源株が値を上げた。ただ、NYダウは中古住宅成約指数が予想よりかなり悪かったため小動きとなった)。

中国は29日、景気回復策に2015年2月以降で5回目となる銀行の預金準備率を50bp(=0.5%)引き下げ、最大手行の預金準備率は17.0%となる。
 
中 国おける景気回復のための金融政策は、2014年11月から貸出金利(公定歩合)の引き下げなど数多く行っているが、その結果、2015年6月12日 (2700P⇒5166P)まで証券バブルを引き起こした。しかし、現実の悪化し続ける経済指数や政府の元安誘導などにより証券バブルは崩壊、司法当局は 崩壊の犯人探しで多数の証券関係者を逮捕拘束し、経済回復に更なる悪影響を与えている。

今回の預金準備率引き下げは、商業銀行の融資能力拡大が見込まれる。1月末時点の人民元建預金は137兆7,600億元、50ベーシスポイント(bp、0.5%)の引き下げにより6,890億元(約11兆8千億円/17.21円)が市場に供給される見通し。

  中国の景気回復には、本格的な財政出動のほか、過剰・余剰生産施設の統廃合など構造改革が何より求められている。しかし、構造改革だけでは景気回復に時間がかかり過ぎ、財政出動が必要とされる。こうした金融政策による緩和は、貸付金利も低下し、深センのように中核主要都市では不動産バブルに至る可能性もある。

<上海総合指数チャート>
直近のピークは2015年6月12日の5,166P
     最低値は2016年1月28日の2,655P

 上海指数

[ 2016年3月 1日 ]
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