アイコン 中国2月のPMI 0.5p悪化 上海総合指数、預金準備率低下も1.68%上昇にとどまる

スポンサード リンク

1日の上海総合指数は前日比45.19P高、1.68%上昇の2733.17Pとなった。29日の月末に中国金融当局は、銀行の預金準備率を0.5%引き下げると発表、これを受け、欧米では原油高や資源高が見込まれ、同種の株価が上昇していた。
ただ、肝心の1日の中国の上海総合指数は、ほとんど反応せず、PMI悪化の報道を受け、後場から上昇していた。PMI数値が要確認事項になっていたのだろうか。

中国の国家統計局が1日発表した2月の製造業PMIは49.0で、前月から0.4ポイント悪化、4年3ヶ月ぶりの低水準となった。
景気判断の節目となる50を7ヶ月連続で割り込み、市場の予想も下回った。これは新規の受注が減って、生産の伸びが一段と鈍ったほか、雇用面でも余剰感が続いていることなどによるもの。

一方、イギリスの調査会社マークイットと中国のメディア財新が行っているアンケート調査による2月の製造業PMIは48.0で、前月から0.4ポイント悪化して12ヶ月連続して50を割り込み市場の予想を下回った。

中国では、不動産投資の不振などを背景に、企業の生産活動が弱まっていて、今回の統計でも、中国経済の減速が鮮明になっていることを製造面からも裏付けている。

中国は、今年の経済運営について構造改革を進める一方、財政出動を強化して景気に配慮する姿勢も示していて、今月5日に始まる全人代=全国人民代表大会でどのような具体策(財政出動額と構造改革)が示されるかが焦点となっている。

スポンサード リンク
[ 2016年3月 2日 ]

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ