アイコン 中国EV用バッテリー規制 韓国勢直撃

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中国政府が電気自動車(EV)用バッテリーに関連する規制を相次いで導入し、韓国のバッテリー業界が対応に追われている。
中国政府は今年初め、韓国メーカーの主力生産品目である電気バス用の三元系バッテリーを電気バス補助金対象から除外したのに続き、最近には一定基準を満たすメーカーにのみ補助金を支給する「規範条件登録制」を導入した。
これまで登録に成功したメーカーは、中国企業に限られている。中国のEV向け補助金は車体価格の30~50%に達し、補助金を受け取れないバッテリーメーカーは価格競争力を失う。
業界関係者は「中国が自国のバッテリーメーカーを保護し、育成する時間を稼ぐために規制を導入した」とみている。

■登録25社に韓国企業なし
 中国工業情報化省は昨年3月、「動力電池業界規範条件」というEVバッテリーに関するガイドラインを発表した。バッテリー生産工場を中国に置かなければならず、バッテリーは中国政府による品質認証を取得しなければならないというのが柱。
ガイドラインが発表された当時は業界への勧告レベルにとどまり、条件を満たさなくても不利益を受けることはなかった。 しかし、最近になって状況が変わった。
規範を満たし、登録を済ませたメーカーが生産したEVに補助金の支給対象を限定する新制度が早ければ7月にも導入する見通しとなった。
問題は中国政府が昨年11月以降、3回にわたり登録メーカー25社を発表したが、全て中国企業だという点。
リストには比亜迪(BYD)、寧徳時代新能源科技(CATL)など中国の有力メーカーが含まれている。
 韓国企業ではLG化学が今年2月、サムスンSDIが4月に相次いで登録申請を行ったが、書類不備の補完を求められ、再申請を行い、認可を待っている状態が続いている。一方、SKイノベーションは中国に工場を持たないため、登録申請すらできない。
以上、韓国紙など参照

<パナソニックに先を完全に越されたEVバッテリー市場>
EVバッテリー市場では、パナソニックがテスラと提携して、モデ ル3の膨大な受注量もあり、ダントツの安泰域に、それまで韓国勢は、欧州や米国の自動車メーカーと提携して、世界一の技術・製品力と納品実績と豪語してい た(欧米メーカーはテスラ除き売れていない)。また、中国勢のバッテリーは出力の弱い低いレベルのEV用リチウム電池が主力として韓国勢はライバルではな いと下げすんでいた。
しかし、中国では国策によるEV市場の急拡大を受け、成長著しい。そうした中、韓国勢も喜び勇んでいる思いきや、中国市場では中国メーカー優先策に雲行きが怪しくなっている。

こ うしたことからか、18年までには現代自動車がテスラのモデル3に匹敵するEV(走行距離200マイル)を造り、EV市場でテスラに対抗するメーカーにな るといつもの大判風呂敷を広げ宣言している。だが、EV価格はバッテリーが3~4割占めているとされる。テスラ・モデル5の3万5千ドルに対抗できる価格 で打ち出すことが出来るか、今後の開発が注目される。現代自は独自にリチウム二次電池の開発にも乗り出し、現行リチウム二次電池の6倍のせいのうがあると いうリチウム空気電池の開発も視野に入れているという。

ライバル意識が異常値の現代自が打倒トヨタとして打ち出したプリウス対抗車のアイコニックHVは、韓国での販売価格ではリチウム電池を使用しているにもかかわらずトヨタ(韓国価格317万円)より90万円も安い価格で販売されている。

バッテリー規制

[ 2016年5月30日 ]
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