アイコン アリババ・ミラン/チャイナ・ミラン誕生へ ベルルスコーニ会長が名誉職に

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イタリアの名門ACミランは、中国ネット通販会社アリババへの身売りが秒読み段階に突入したと報道されている。
ベルルスコーニ会長が、中国企業との独占交渉権にGOサインを出した。
現 地時間10日の午前11時頃からスタートしたミランの親会社フィニンベスト社の会議では、シルビオ・ベルルスコーニ会長の他、一族のバルバラ・ベルルス コーニ取締役も電話で参加した。満場一致で、アリババ社の馬雲(ジャック・マー)会長ら中国企業へ株式70%を売却する独占交渉権を与えることで合意した と報じている。

現地の報道では、ベルルスコーニ会長がイタリア人投資家への売却を望むと自らのフェイスブック上で発言したばかりだったが、あっさりギブアップした様子。

この日の会議で、ミランの方針が固まったと見られ、これにより、ベルルスコーニ会長は名誉職に退く形になり、実質的なオーナーとして中国人がやってくることになりそう。

今季はベルルスコーニ会長のミラン買収から30周年。イタリアの大手メディアグループ「メディアセット」の買収やイタリア首相も務めた名物会長は、これまで私財を投じチームを強化させ、ピッチ上の栄光ともに、ミランを欧州屈指の政治力と影響力を持つクラブへと成長させてきた。しかし、2015年は100億円以上の損失を計上し、台所事情は火の車の状態だという。

<来期へ安泰は4選手だけ>
来季に向けて主力選手の大幅な入れ替え
近年ノミランは、クラブの赤字が深刻化。補強や監督人事での失敗が続く上に、ライフワークの現場介入には積極的で、サポーターから「シルビオ、売れ!」とスタジアムで身売り要求の大合唱が起きたりしている。
交渉の結果次第だが、”チャイナ・ミラン” ”アリババ・ミラン”誕生となれば、首脳陣から中心選手まで一気に選手が入れ替わる可能性を秘めている。

選手もこれまでの契約はすべて白紙に戻され、来期については再交渉となる。中国人選手が赤と黒のユニホームを着る可能性もあり、アジア市場の旗頭として貢献してきた日本代表FW本田圭佑(契約期間は来期まであった)の去就にも大きな影響を与えるものになる。
なお、残留確定選手は、17歳の守護神ドンナルンマ、アバーテとアントネッリの両サイドバック、そしてエースのMFボナベントゥーラの4選手。
  イタリアにも各地にチャイナタウンがあり、イタリア人にとって誇りを捨てたら違和感はないだろうが、中国企業は選手爆買いで知られる広州恒大の選手を手見上げにするともささやかれており、外人選手ではなく、中国人選手がもしもセリエAのピッチに立ち、活躍せず起用され続けたら、ブーイングの嵐になろう。

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[ 2016年5月11日 ]
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