アイコン 習独裁政権 共青団を破壊へ 胡錦濤前主席の側近令計画氏を無期懲役に

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国民に支持を受ける腐敗撲滅を矢面に立て、反対勢力に対して猛威を振るわせている習独裁政権、また、これも国民受けする大中華圏・覇権主義を赤裸々にした九段線内の領有化戦略、一方で、国民に対する言論統制、民族弾圧、人権弾圧はその厳しさを増している。

政治でもすでに腐敗撲滅を根拠として、前々国家主席の江沢民の一派のほとんどを吊るし上げ殲滅させ、その勢いと刃は、前国家主席の胡錦濤の出身母体の共青団へ向かっている。
習近平は親の七光りを基にする太子党、胡錦濤に見出され国家主席の後継者となった。
胡錦濤さえ上層部を入れ替えることしかできなかった中国軍、習はすでに江沢民一派と繋がりが深く、階級まで金で売買されるという不正の固まりの軍を腐敗撲滅を武器に掌握し、権力抗争を圧倒的優位に進めている。

中 国国営新華社通信によると、天津市第一中級人民法院(地裁)は4日、収賄と職権乱用、国家機密の不正取得の罪で起訴された令計画・前共産党中央弁公庁主任 (元全国政治協商会議副主席)(59)に対し、無期懲役の判決を言い渡した。令被告は起訴内容を認めて上訴しない意向を表明し、刑が確定した。

令被告は胡錦濤・前国家主席の側近で、習近平指導部が進める反腐敗闘争で摘発された大物幹部の一人だった。実弟の令完成氏が機密情報を持ったまま米国に逃亡したとされ、中国は米政府に引き渡しを求めている。
法院は、令被告が妻子と共に不正に得た金品の総額を7708万5400元(約11億8900万円)と認定。
判決は「収賄額は極めて大きく、社会に深刻な悪影響をもたらした」と指摘し、令被告の公民権の終身剥奪と財産没収も命じた。国家機密に関わるため、裁判は非公開で行われた。

令被告は、出身母体である党の青年組織・共産主義青年団(共青団)を支持基盤として影響力を拡大。共青団出身の胡前主席を支え、胡指導部では日本の官房長官に当たる党中央弁公庁主任を務めた。
習主席は1日の党創立95周年の祝賀大会で、反腐敗闘争を強化する方針を明言しており、今後も共青団出身者らが摘発されるとの見方が出ている。

<中国の政治勢力>
習は太子党であるが、権力者の2世というだけで、組織的なものはない。以前は、毛沢東とともに日中戦や国民党軍との戦いで名を成した軍幹部の倅を太子党と呼んでいたが、今では、孫の世代となり、希薄化している。ただ、習近平の父は毛沢東とともに戦った第一世代であり元国務院副総理で八大元老の一人とされ、深センに経済特区を導入した人物としても知られている。
前々国家主席の江沢民までは毛沢東とともに戦った者たちが国家主席を務めてきたが、胡錦濤から、世代も変わっている。

共青団は、中国共産党の青年組織・共産主義青年団で、中国の共産党員は8000万人前後とされ、それなりの影響力を持っている。しかし、当組織で権力を持った人物たちの腐敗もすさまじい。共産党という組織の成れの果ての状態が現在の中国であり、あの手この手を使って習は北朝鮮の金正恩のような超独裁政権を大中華圏創設を目指しているのかもしれない。習自身も身内でパナマに会社を有していることが発覚している。一族に拡大させたら、ゴミはいろいろ出てくるのが中国社会。
なお、経済学者でもある李克強首相(序列NO2)は、共青団出身である。経済運営は李の職務であるが、習が前面に出ており、先の大会では習と李が口も利かなかったといわれている。

[ 2016年7月 5日 ]
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