アイコン 韓進海運ATLANTA号 大阪港で荷下ろしできず 釜山港へ帰る

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韓進海運は9日、遅延していた輸入本船「HANJIN ATLANTA 0039W号」に関し、当初予定の大阪港への寄港の目途が立たないため抜港が決定したと発表した。

本船上に積載されている大阪揚げ貨物については、全てプサン港にて降ろされる。

なお、プサン港で荷揚げされる貨物の積替えスケジュールは未定となっている。

韓進海運は8月末、法定管理(会社更生法)を申請し、裁判所は資産処分と弁済を禁止する保全命令と、債権者による資産強制処分を禁止する包括的禁止命令を発令したと発表していた。

韓進海運の船舶は、世界中で荷降しができず漂流している。破綻しているため入港料や荷役料金を現金で先渡ししなければ、荷降ろし作業ができなくなっている。その現金が用意できないことによる。

また、韓進海運は傭船料、燃料、入港料、荷役料などを約600億円を滞納しており、荷下ろししなければ、送り主も受取企業にも大きな影響が出るが、料金の滞納がある上、さらに滞納金を増加させることはどこもしない。せめて、荷下ろしの対象船舶の費用だけでも支払わない限り、荷降ろし作業(荷役)を請けられないというのが世界の現実となっている。

韓国政府は、こうした船舶については、釜山港などに帰港させるよう韓進海運に対して命令している。

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[ 2016年9月13日 ]

 

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