アイコン AYAKOのアディクション人気急上昇 化粧品の放射能汚染妄想続く韓国で

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被害妄想国韓国、2011年3月のフクシマ原発大爆発で日本の化粧品メーカーの製品は、放射能で汚染されているかもしれないとして購入せず、その多くが韓国から撤退している。
そうした中、新興の化粧品ブランドが韓国で人気を博しているという。

韓国内の免税店で1ヶ月品切れの化粧品がある。日本のメイクアップブランドであるア ディクション(ADDICTION)の「チークポリッシュ」。
マニキュアのようなこのポリッシュは、ロッテのインターネット免税店に入庫されるたびに売り 切れているという。
新世界免税店では、このブランドの売り上げが毎月150%ずつ増加している。5月にアディクションを初めて韓国内に持ち込んだチョン・ジン新世界免税店商 品企画者(MD)は「市場調査の結果、日本の化粧品に対する消費者の関心が高くなったことが明らかになり、新しいブランドを探してアディクショ ン側に入店を提案した」として「消費者の反応が熱くて発注数量を増やしている」と話しているという。

<AYAKOのアディクション(ADDICTION)ブランド>(一つ目のDが反対方向)
AYAKOは、ニューヨークを拠点に活躍するmakeup artist、著名女性アーティストや女優に多くの支持者を獲得している。特にCDジャケットやミュージックビデオではmakeup artist兼Creative Directorとして大活躍している。そのAYAKOが2009年に立ち上げたブランド。

<基礎よりメイクアップ中心>
2011年日本の福島原発事故以降、国内に進出した日本の化粧品ブランドは困難に陥った。化粧品で放射能が検出されることを恐れた消費者が購買を敬遠したためだ。
だが、昨年から雰囲気が変わったという。4年ぶりに日本化粧品の輸入額が増えている。関税庁によれば、昨年の日本化粧品の輸入額は1475億ウォン(約137億円/0.0932円)で前年対比8%ほど増加した。

ロッテ免税店では、今年上半期の日本化粧品の全体売り上げが、昨年同期より50%以上増加。基礎製品よりもメイクアップ製品の人気が高い。
あるデパート関係者は「日本製の基礎化粧品は、いまだに放射能の心配のために使用を敬遠する消費者が多いが、メイクアップ製品は売り上げ増加の速度が急だ」と話している。

日本の化粧品ブランドのRMKも震災前には韓国に10店舗展開していたが現在では3店舗に、しかし、今年、新製品が出てくるたびに品切れになっているという。このブランドが秋シーズンに出したブラッシャー「クラシック・フィルム・ チークス」5種のうち3種は1日で品切れになった。夏シーズンに限定発売したブラッシャー「アイスライラック」も人気が高かった。発売当日に製品を購入するため集まった消費者がデパートの営業時間前から列をつくるほどだった。この製品は販売開始から2時間で完売した。
RMK関係者は「上半期の(韓国)国内売上高が、昨年同期間より43%増えた」として「今年中に店舗を追加で増やす計画」と話した。

ロッテ百貨店のソウル小公洞本店は8月、日本のメイクアップブランド「ポール&ジョー・ボーテ(PAUL&JOE BEAUTE)」の売り場を新しくオープンさせた。

<中国人観光客、和製化粧品免税売上割合半分>
韓国消費者だけでなく中国人観光客も日本化粧品の購入を増やしているという。
ロッテ免税店の日本化粧品の売り上げで、中国人が占める割合は 50%を超える。全体売り上げでは、中国人が占める割合(70%)よりは低いが、2014年に比べて増えたと免税店側は述べている。
新世界免税店の関係者は「基礎化粧品は、国内ブランド製品を購入し、メイクアップ製品は日本ブランドを購入する中国人観光客が多い」と話している。

化粧品業界では、相対的に競争力が弱いメイクアップ製品分野で日本企業に市場を侵食される恐れがあると憂慮する。
ある化粧品業者の役員は「日本の化粧品会社の中には模倣しにくい特許技術を持っている所が結構ある」として「日本企業が再び速いスピードで成長すれば、韓国の化粧品産業にとって脅威になりうる」と指摘している。
以上、韓国紙参照

<韓国を代表する化粧品会社「アモーレパシフィック」>
アモーレパシフィック単体の(2016年)4~6月の売上高は、前年同期比20.7%増の1兆4,434億ウォン、営業利益は15.6%増の2,406億ウォンだった。
「雪花秀」「ラネージュ」などの代表ブランドが高成長を維持しており、海外販売は46%増の4,173億ウォンに達している。海外事業の営業利益は60%増の490億ウォン。
地域別では、中国などアジアでの売り上げが49%増えて3,879億ウォン。北米は26%増、欧州は11%増となっている。
韓国は、日本製化粧品を反日と放射能汚染妄想から市場から駆逐し、韓流ドラマとK-POPPで世界中に浸透させ、特に中国では、韓流ドラマが立て続けて大ヒット、整形も含め、それに乗る形で韓国製の化粧品市場は急成長を遂げている。利益も膨大なため、開発費も多く、製品によっては技術・品質力も急上昇している。
ただ、韓国製化粧品は、K-POPPから抜け出たように整形のうえ、化粧まで同じ顔になってしまう。

<中国と韓国と日本の化粧品メーカー>
日本勢は、中国では資生堂・カネボウが早くから進出していたが、カネボウは粉飾で自滅したものの、資生堂は尖閣問題から不買運動にさらされ、大幅に後退を余儀なくされた。その間、韓国勢が韓流ドラマとK-POPPを引っ下げて中国市場を席捲している。数年前までは欧米ブランドが強かったが、中国経済の低迷から、価格も高く敬遠され、安い韓国勢が台頭している。
韓流ドラマとK-POPPの中国効果は計り知れず、年間800万人(2015年)の観光客が韓国訪問し、その相乗効果により、化粧品も韓国の免税店だけではなく、中国市場でも売れている。

しかし、中国からの訪日客が大幅に増加する中、皮膚への安全が確立している日本の化粧品に触れる機会が多くなり、今でも訪日客の爆買い対象にもなっている。また、日本の化粧品メーカーがいろいろあることも知り、そうしたメーカーにも矛先が延びている。資生堂も中国での売上高を少しではあるが回復させてきており、また、越境ECサイトでも日本勢の化粧品メーカーは売上高を急上昇させ、ネットでの日本製化粧品の購入者が多くなってきている。(女性はそれぞれ肌質が異なり、自分の肌質にあった化粧品探しをする。そうした対応には日本の化粧品は長けている)

<資生堂>
資生堂の海外売上高は伸ばしているようだが、円安効果で伸びているだけで、現地通貨ベースはそれほど伸びていない。15/3期は円安にもかかわらず営業利益が赤字(海外事業)になっている。
一方、国内売上高は、11月3月期には358,408百万円だったが、15年3月期は339,294百万円で、少子高齢化と消費不況により漸落傾向にある。
海外での利益は、取れない期間が長すぎる。それも円安効果もほとんど享受できないまま、円安は収拾に向かっている。(大票田の中国では、安い韓国勢や国産勢と価格競争しても仕方ないのであるが・・・)
韓国では、韓国の女優やK-POPPスターたちが資生堂(日本)のCMには、マスコミ=ネチズンから反日タタキに合うため登場しない。中国でも同じような傾向がある。

資生堂も高齢化が進み企業が硬直化、新規のブランド力にも乏し過ぎる。アディクションを5~1000億円くらいで買収したらいかがだろうか。ビジネスモデルではなく、AYAKOというアーティストが立ち上げた企業であり、ワコールのピーチジョンみたいな失敗にはならないだろう。

 

資生堂のグローバル事業売上高推移
 
売上高
営業利益
連結
/百万円
前年比
現地通貨
11/3
302,632
 
 
9,025
12/3
319,678
5.6%
12.2%
8,212
13/3
322,349
0.8%
2.5%
-3,288
14/3
402,213
24.8%
1.4%
7,659
15/3
427,839
6.4%
-1.3%
-4,687
15/12
478,803
12.9%
5.1%
4,010
・現地通貨ベース、変則の15/12期の営業利益は調整後

AYAKOのアディクション

[ 2016年9月 9日 ]
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