警視庁は１７日までに、東京六本木で１４日、マンションの改修工事現場の足場解体作業中に落下した鉄パイプが直撃し、夫婦で通行中だった新宿区の飯村一彦さん（７７）の頭を直撃し死亡した事故で、鉄パイプは１０階付近の足場の鉄パイプが落下したと特定。警視庁は改修工事を請け負っていた(株)アール・エヌ・ゴトーを業務上過失致死の疑いで捜査している。

この場所では、当時、鉄パイプの解体作業は行われていなかったということで、警視庁は固定が不十分だった可能性があるとみて調べている。

落下した鉄パイプは足場に使われていたもので、警視庁がどこから落下したか調べたところ、１０階付近のものと特定したという。
鉄パイプは通常、両端にある穴に金具を通して固定していて、この場所では当時、鉄パイプの解体作業は行われていなかったという。
警視庁は、固定が不十分だった可能性があるとみて、作業員に話を聴くなど当時の詳しい状況を調べている。

また、警視庁によると、飯村さんは通行人の安全を確保するために歩道のうちの車道近くに設けられた誘導路を歩いていた際に事故に遭っていた。
鉄パイプの両端は、留め金で留めるため平べったくなっており、何らかの原因で外れた際、下段の鉄パイプに当たり、落下物からの安全確保にため設けられた部分より外側の誘導路に飛来したか、鉄パイプ自身が翼のように機能し、誘導路まで飛来した可能性がある。
現場は、通行人の安全確保のため、網のフェンスや、落下物受け皿用の低層階の構築物はあったが、解体作業中でもあり、一部取り外されていたことも、今回の事件の原因の一つになっている。
以上、

隣で一緒に歩いていた奥さんが可哀想過ぎる事件。建築工事では、各工程、作業員たち一人ひとりが完全な安全管理をしなければ、常に事故と隣り合わせにある。大丈夫だろうは大丈夫ではない。慣れが一番危険だぁ。今回のように他人様の通行人さえ巻き込むことさえある。