アイコン 中国 不動産住宅バブルで世界の石炭価格急上昇

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新日鉄住金などが鉄鋼原料として使う原料炭の価格が急騰している。同社と米石炭大手のピーボディー・エナジー間で決着した2016年10~12月の輸入契約価格は、1トンあたり200ドルと7~9月の2.2倍となった。値上げは3四半期連続。
原因は、中国で住宅価格が上昇とともに不動産開発が急増し鉄鋼価格や燃料の石炭価格が急上昇するとともに、原料炭の生産調整が進み、随時契約(スポット)価格が急上昇しているため。
中国当局は急遽、石炭産地に増産指示を出した。冬直前、暖房用の石炭ニーズもある。北朝鮮からの石炭輸入も拡大させている。

中国では、金利低下、規制緩和を受け、新築住宅価格が急上昇し、9月後半から10月にかけ、多くの主要都市が再び規制強化に乗り出している。公共投資も景気梃入れに増加が続いており、鉄鋼=石炭のニーズは高まり、価格が上昇しているもの。
連れて、国際価格も上昇している。
新日鉄は、アホなような価格で購入契約を結んだようだ。アメリカの高炉ならば、日本の影響は限られようが、日本の高炉も含まれるならば、活発な再開発などの不動産投資、税収の増加分を公共投資に突っ込んでおり、再び、鉄鋼価格が上昇することになる。新日鉄は建設業界の好調に値上げは簡単と見ているようだ。

東京五輪の海浜3施設を見直ししても受注ゼネコンが値上げするかもしれない。
官庁工事は、官丁仕様を撤廃しない限り、建築価格は民間よりバカみたいに高くなるばかり。

(中国では、経済停滞を受け株価が3000P(上海総合指数)付近でウロチョロしており、行き場を失った投機資金が不動産に集中している)
 

 

9月の中国の主要都市の新築住宅価格指数
 
前月比
前年比
2015
北  京
104.5
127.8
131.4
天  津
104.0
124.1
124.9
上  海
102.7
132.7
137.2
南  京
103.5
140.6
142.4
杭  州
105.5
128.0
130.0
寧  波
102.0
111.2
112.6
福  州
105.1
126.0
126.1
厦  
102.9
146.5
147.6
青  
104.7
111.6
111.4
武  漢
103.8
121.3
122.6
広  州
103.1
123.0
126.6
深  圳
101.9
134.1
151.3
重  慶
101.0
104.4
104.5
成  都
102.5
107.2
107.5
・これをバブルと言わずして何と言おう。

 

新建商品住宅价格变动对比表
城市
新建商品住宅价格比指数
 
10月上半月
9月(前月比)
増減率
北京
101.2
104.9
-3.7
天津
101.9
104.2
-2.3
上海
100.7
103.2
-2.5
南京
102.0
103.7
-1.7
杭州
103.0
105.5
-2.5
福州
102.5
105.1
-2.6
アモイ
101.0
102.9
-1.9
武漢
102.9
103.9
-1.0
広州
101.3
103.1
-1.8
深圳
99.7
101.9
-2.2
成都
99.9
102.5
-2.6
・規制効果上がっているとの資料・・本当かどうかは不明
 
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[ 2016年10月31日 ]

 

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