アイコン 福岡市の地下鉄工事の道路陥没3回目 地下鉄七隈線延伸事業 砂礫層の軟弱地盤

スポンサード リンク

博多駅前2丁目道路の大陥没した現場付近では、福岡市が平成25年12月から市営地下鉄七隈線を延伸する工事を行っている。
工事は、現在、七隈線の終点となっている中央区の天神南駅から東へ延伸して博多区のJR博多駅に繋げるための延伸工事。1.4キロの区間を約450億円かけ、3工区に分けて工事が進められ、平成32年度の開業を目指している。

福岡市交通局によると、大成・佐藤・森本・三軌・西光JVが工事を担当している区間で、道路が陥没した博多区の現場付近の地下20メートル余りのところで、地下鉄延伸工事に伴ってトンネルを掘る作業をしていたところ、午前5時ごろ、水が流れ込んだため工事を中断していたという。
今回の道路陥没は、幅約27m、長さ約30m、深さ約15m。

この延伸工事をめぐっては、平成26年10月にも、今回の陥没の現場から西へ400メートルほど離れた福岡市博多区祇園町の市道の現場で車道の一部が長さ約4メートル、幅約3.5メートル、深さ約3メートル陥没していた。
福岡市交通局によると、当時の陥没事故の原因は、現場付近の地下で行っていた延伸工事に伴って下水管を移設するための掘削工事が原因だったという。

平成2年6月にも、七隈線本線工事でも薬院で陥没事故が発生。市道が長さ約10メートル、幅約5メートルにわたって深さ約8メートル陥没した事故があっていた。
以上、

シールド工法でトンネルを掘っていたと見られるが、別記事で掲載したとおり、天神から博多の地帯は2本の川の河口に面し、砂を多く含んだ堆積土となっている。現場近くでは過去、地下鉄工事(姪浜-天神-博多-空港の地下鉄幹線)を行っており、また、ビルも乱立している場所、地下水がどこから湧き出てもおかしくないところだと見られる。工事の振動で陥没したと見られるが、これまでにある程度陥没していた可能性もある。

福岡市では、陥没道路が大動脈の一つでもあり、すでに現場検証も簡単に済ませ、セメントを混入した土砂で埋め戻し作業をしているという。
国交省の専門技官や土木工学の専門家による現場検証は必要ないのだろうか。まだ工期も長く、また別の場所で発生する可能性もあるのだが・・・。福岡市では予算を超過してでも安全第一、現行のシールド工法に加え、陥没防止の工事が周辺で必要なのかもしれない。福岡市がチョー得意な臭いものにフタをしてはならない。
 

スポンサード リンク
[ 2016年11月 8日 ]

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ