アイコン 福岡地下鉄工事大陥没の「ナトム工法」、「シールド工法」「開削工法」

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福岡地下鉄七隈線の延長工事は、3区間で5工法により地下トンネル工事が行われている。これは、地下鉄の線路の深度と地質によるもので、全体は河口堆積の砂礫層からなる水を多く含む地盤である。

天神南駅からは川の下を2本通すためシールド工法が用いられ、キャナルシティの川端寄りからは開削工法で、その後は軟弱地盤で深度が20メートル超と深くなっていくことからシールド工法が用いられ、そして、今回陥没で問題となった200メートルの区間では、地下30メートルの岩盤を掘り進めるため、大成建設JVはナトム工法を用いていた。同じ大成JVはその後博多駅に接続させるトンネルではアンダービニング工法を用いることになっていた。

ナトム工法では高さ5メートル、復員10メートルのトンネル。今後の工事をそのままナトム工法で続けるのか、検討することになる。
よくよく検証して、工事を再開させなければ、何度でも同じ陥没事故が発生する。すでに福岡市の地下鉄工事では、2回の陥没事故が発生しており、今回が3度目だった。4度目も発生する可能性もある。

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天神側 <西工区落札業者>
案件名
福岡市地下鉄七隈線中間駅(仮称)西工区建設工事
 
(春吉3丁目から祇園町先) 
工事内容
工事延長 L=670.9m
工事期間
平成26年3月6日~平成31年3月15日まで
落札額
70億9,200万0,000円(税抜き)
予定額
71億0,145万3,000円(税抜き)
落札率
99.87%
落札業者
大林・熊谷・大本・東田中建設JV
中間キャナル付近<東工区落札業者>
案件名
福岡市地下鉄七隈線中間駅(仮称)東工区建設工事
 
(祇園町先から博多駅前2丁目先) 
工事内容
工事延長 L=469.6m
工事期間
平成26年3月6日~平成31年3月15日まで
落札額
40億6,150万6,000円(税抜き)
予定額
予定価格と同額(税抜き)
落札率
100.00%
落札業者
銭高・日本国土・九建JV
博多駅側<博多駅工区落札業者>
案件名
福岡市地下鉄七隈線博多駅(仮称)工区建設工事
 
(博多2丁目先から博多駅中央街先)
工事内容
延長工事L=279.3m
工事期間
平成25年12月5日~平成31年3月15日まで
落札額
107億6,000万0,000円(税抜き) 
予定額
108億1,039万4,000円(税抜き
落札率
99.53%
落札業者
大成・佐藤・森本・三軌・西光JV
 
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シールド工法
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[ 2016年11月10日 ]
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