アイコン 爆買い再燃の可能性 元高円安

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中国訪日客の爆買いが一時的なものであった要因は、中国経済の低迷、越境ECでの購買、中国入管の課税厳格化、観光本位のリピーター客の増加、円高など挙げられる。

 

1、中国経済の低迷は、不動産バブルが生じるほど、金持ちが多いことと投資転売で利益を得ている人たちが多い。自動車もバカ売れ状態が続いており、購入意欲は旺盛のようである。

 

2、越境ECの売上高は、爆買い時期の消費額とほぼ同じになっており、日本製品が見捨てられたわけではない。

 

3、中国入管による帰国の際の課税が厳格化されており、これはどうしようもない。中国政府は中国製品を購入するように呼びかけているが、品質不良、本物そっくりさんの偽物も多く、品質に問題があり、特に富裕層は可能な限り海外品を購入している。

4、中国人観光客は、日本は漢字文化で日本の漢字もなんとなく理解できるという。また中国ではほとんど失われた中国の古文化施設が、日本の寺などに残っており、何度も訪れ買い物ではなく観光を楽しむ客が増加している。そのため日本での旅行先が分散化しているのも事実である。

 

5、円高は、爆買い時期より一時25%も円高となり、購入意欲が削がれる原因でもあった。しかし、今や円安で、1元17円前後まで元高となっている。本来、もっと元高であるはずだが、元もドルに対して元安となっており仕方あるまい。ただ、ここまで急速に円安になれば、購入意欲も増すことだろう。

 

6、そのほかでは、期待できないが、また期待してもいけないが、訪韓客の動向が注目される。理由は、THAAD(終末高高度迎撃ミサイル)の韓国配備に反対する中国政府が、これまで中国で絶大なる人気を誇っていた韓流ドラマや中韓合作ドラマなどの新規放映許可をまったく下ろしていないことにある。このまま続けば、中長期的に訪韓客は減少し、そうした客が訪日客へ転化する可能性がある。韓国旅行者は第一次海外旅行組が多く、爆買いする人たちが多い。

また、短期的には、中国政府が、旅行業者にボッタクリ旅行などの発生原因である格安旅行を止めさせることもありうる。そうすれば、第一次海外旅行者も含め訪日客が自然と増加してくることだろう。

 

日本での爆買いが減ったとしても中国からの訪日客は増え続けており、日本側の商売が下手なだけかもしれない。待つ営業では限界がある。今でも中国人観光客は化粧品や薬剤、雑貨などをまとめ買いしている。

爆買いで有名な炊飯器は越境EC市場で、象印を抜き韓国製がトップとなっている。価格が安いのかは不明だが、同じ様なものばかりでは爆買いの面白みもなかろう。また、すぐ、宣伝上手な韓国勢が真似て市場を食い荒らす。手を変え品を変え、中国人訪日客に購入意欲を起こさせる魅力ある商品の提供が百貨店や免税店などに求められている。

+以上、円安・元高が生じおり、爆買いの再燃を検討してみた。

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[ 2016年12月15日 ]

 

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