アイコン 福岡本部ビル建設へ 鹿銀+肥後銀の九州FG 西日本シティ本店前に

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九州フィナンシャルグループ(本社:熊本市)が、博多駅前の西日本シティ銀行の対面の大博通りに福岡本部ビルを来年にも着工する。

傘下の肥後銀行と鹿児島銀行の地盤である南九州から、北部九州営業強化の拠点とする。

福岡市には、ふくおかFGや西日本FHDの本丸があり、地銀間の市場争奪戦が激しくなる。

場所はJR博多駅から北へ400mほどの大博通り沿い。肥後銀行所有地の約770㎡。8階建を計画し、当2銀やグループが入居予定。

肥後銀や鹿銀は、それぞれの地域では圧倒しているが、将来的には、人口減=市場縮小が見込まれ、人口増を伴い拡大する福岡都市圏での事業強化拡大をはかる。

ふくおかFGは長崎市の十八銀行を統合することを決定、公取委の承認待ちとなっているが、長崎県佐世保の親和銀行も傘下に納めており、貸し出し寡占のおそれがあり、承認はもたついている。

最近、意気の良さがなくなった山口FGも傘下の北九州銀行を拠点に、大票田の福岡都市圏での営業を活発化させてくるものと見られる。

福岡都市圏は、都市銀行も絡み、金融市場争奪戦争が生じる雲行きとなってきている。

長期に見た場合、ふくおかFGにしても、強力なリーダーシップを持つ谷会長体制がいつまでも続けられるわけでもなく、福岡城の黒田様を見下ろすものの安泰ではあるまい。

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[ 2016年12月30日 ]

 

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