アイコン 沖縄県の安慶田副知事の「口利き問題」(採用試験介入と人事介入)が尾を引いています。

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さ~混沌としてきた沖縄県政、先が見えません。

同じ穴のムジナと思われてきた沖縄タイムスと琉球新報の沖縄2紙、翁長雄志と安慶田副知事、共産党と社民・社大系、どれも同じ穴のタヌキかムジナと思われていたが、ここにきて仲間割れでもしたようである。

篠原 章さんのfbの投稿を紹介します。

安慶田副知事

篠原 章
https://www.facebook.com/

沖縄県の安慶田副知事の「口利き問題」(採用試験介入と人事介入)が尾を引いています。

沖縄タイムスの「特ダネ」として始まったこの問題、いまやすべての全国メディアが報道しています。

なぜこの時期に、1年半前の「口利き」が問題化され、安慶田副知事が窮地に立っているのでしょうか。これについては、複数の見方があると思います。まずは経緯を時系列で並べてみましょう。

(1)1月9日、翁長知事、宮古島市長選挙の応援のため宮古島へ。宮古島出身の安慶田副知事が音頭をとり、「オール沖縄」の選考委員会が選んだ下地晃候補(社民・社大系)ではなく、共産系の宮平一夫候補を応援。もちろん安慶田副知事も同調。社民・社大の支援者から「裏切り」との声があがる。

(2)翁長=安慶田の裏切りに、社民・社大系が憤慨したのか、1月12日、平和市民連絡会(社民・社大系)の北上田毅氏(本土出身)が、高江の警備費を不法に支出したとして、県警に約860万円を請求・賠償するよう翁長知事に求める住民訴訟を那覇地裁に起こす。

(3)この訴訟に動じる気配のない翁長=安慶田体制を窮地に追いこむため、社民・社大系のリーダーが、シンパの県庁職員から入手した今回の教員採用試験口利き・人事介入問題を沖縄タイムスにリーク(?)。全国メディアが注目するに至る。
昨年来、ときには共産、ときには社民・社大、ときには自民といった風にぶれつづける翁長=安慶田体制を「オール沖縄」の構成団体は少々もてあまし気味で、(社民・社大系の)山城博治氏逮捕の影響もあり、とくに取り残された感のある社民・社大系支援者の翁長=安慶田体制に対する不信感は高まっていたと思います。

「選挙」に最大の関心がある翁長知事の立場に立てば、票を減らし続けている社民・社大より、票を増やし続けている共産のほうがはるかに魅力的ですから(昨年の県議選では、共産の票が社民社大を大幅に上回りました)、知事は社民・社大をある程度見限った疑いすらあります。

つまり、翁長知事の側には、呉越同舟で綻びが目立ち始めた「オール沖縄」に依存しなくとも、共産党に依存するだけで十分「選挙に有利」という判断が生まれつつあるのかもしれません。

安慶田副知事

【観測1】社民・社大による陰謀説(オール沖縄分裂説)
こうした経緯を総合すると、今回の安慶田問題は、社民・社大系の知事に対する不信感をきっかけとした「オール沖縄」の分裂を意味するという見方が成り立ちます。この見方がもっとも有力です。
しかし、これとは別の、もっと穿った見方も複数あります。

【観測2】二階=安慶田関係に対する楔(くさび)説
いやいや、オール沖縄分裂説は表面的な見方だ。安慶田副知事が自民党の二階幹事長に取り込まれつつあり、政府により有利な形でことが進む可能性も出て来た。共産党の圧力か翁長知事の判断かは不明だが、ここで安慶田副知事に楔を打ちこみ、二階幹事長との関係を断たせる必要が生じたという見方。この場合の情報リークは共産党あるいは翁長知事から行われていることになります。

【観測3】自民党による陰謀説(翁長=安慶田体制弱体化説)
もう一つ別の見方もある。翁長知事をコントロールしようと自民党本部(二階幹事長)が安慶田副知事との関係を深めたが、裏切られることのほうが多く、知事をコントロールできなかった。政治的スキャンダルで安慶田副知事を無力化し、翁長=安慶田体制を弱体化しようという自民党による陰謀だという見方。この場合の情報リークは反翁長派の自民党系県庁職員などから行われていることになります。

さて、いずれの説が正しいのでしょうか?あるいはもっと別の動きがあるのでしょうか?

ちなみに、この問題を最初に取り上げた沖縄タイムスは、今後も翁長=安慶田体制の責任を追及する姿勢を見せています。

対する琉球新報は、翁長=安慶田体制を守ろうとする姿勢が前面に出ています。

沖縄二紙の姿勢の違いがホンモノだとすると、「オール沖縄の分裂」がコトの真相だという気がしますが、なお予断は許しません。

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[ 2017年1月20日 ]

 

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