アイコン 阿蘇温泉郷の一部温泉停止は地震による横ズレが原因、掘れば出ると

スポンサード リンク

九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所の辻健准教授らのグループは、阿蘇山の中岳第一火口から北に約10キロの、阿蘇市の内牧温泉で、昨年4月の熊本地震のあと一部の温泉が一時的に止まったメカニズムを調べた。

それによると、人工衛星のデータから、内牧温泉周辺の約2キロの範囲で地表が1.5メートルほど北西方向に移動し、また、付近の5つの井戸がいずれも地下50メートル付近で変形し、一部は北西方向に歪んだことが原因という。

大地震を引き起こした布田川断層帯は、北東から南西方向にズレ動いていて、内牧温泉周辺で確認された北西方向の動きと食い違うことから、研究グループは、地下50メートル付近の地盤が局所的に、断層とは別の要因で水平に横滑りし、井戸の内部が変形して一時温泉が止まったとしている。

そのうえで、地下50メートル付近に温泉が溜まりやすい地層があり、地震の揺れで液状化が起き地盤が滑ったと推定している。
辻准教授は「泉源に影響はなく、井戸が変形した地点より深く掘れば、再び温泉は出るので、今回の研究を復興に役立ててほしい」と話している。

0221_05.jpg

スポンサード リンク
[ 2017年2月21日 ]

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ