中国国家統計局の発表によると、8月の工業生産は前年同月比4.4%の伸びにとどまった。これは単月の伸び率としては17年半ぶりの低水準。
業種ごとに内訳をみると、金属加工機械などの一般設備の伸び率が前年同月比は横ばいとなった。一方、インフラや製造設備などの固定資産投資をみると、今年1月から8月までの投資額も前年同期間比5.5%の伸びにとどまり、民間企業による投資の伸び率の縮小が目立っている。
工業生産や固定資産投資が伸び悩んだのは、米中貿易戦争を背景に企業が生産や設備投資を手控えたことが主な要因とみられる。