アイコン 中国 8月の工業生産 4.4%の伸びに留まり 17年半ぶりの低水準

Posted:[ 2019年9月17日 ]



中国国家統計局の発表によると、8月の工業生産は前年同月比4.4%の伸びにとどまった。これは単月の伸び率としては17年半ぶりの低水準。

業種ごとに内訳をみると、金属加工機械などの一般設備の伸び率が前年同月比は横ばいとなった。一方、インフラや製造設備などの固定資産投資をみると、今年1月から8月までの投資額も前年同期間比5.5%の伸びにとどまり、民間企業による投資の伸び率の縮小が目立っている。

工業生産や固定資産投資が伸び悩んだのは、米中貿易戦争を背景に企業が生産や設備投資を手控えたことが主な要因とみられる。



また、8月の小売売上の伸び率は前月より▲0.1ポイント縮小し、消費も不振だった。

国家統計局の付凌暉報道官は「国際的に不確定要素が増えている。政府はインフラ投資への支援を拡大していく」と述べ、公共事業を拡大して景気を下支えする方針を示した。

中国は不動産規制緩和にはまだ動いていない。それは不動産価格が上昇し過ぎ、国民の住宅取得を難しくさせており、経済波及効果が高いだけに最後まで残すようだ。

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<↓過去5年間推移>
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<↓小売業>
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