日本製鉄が千葉県を直撃した台風15号の影響などで、自動車部品に使う特殊鋼の国内2工場を長期停止することが1日分かったと報道されている。
千葉県君津市で湾岸に面する君津製鉄所(生産品目:条鋼、厚板、薄板、鋼管が主)、
台風の被害を受けた君津製鉄所は、溶かした鉄の成分を調整して半製品をつくる「製鋼」とよばれる工程の工場。
2つある製鋼工場のうち、線材などをつくる工場で、ガス処理に使う煙突が倒壊し、早期再開は不可能な状態になっていた。
特殊鋼の半製品は室蘭製鉄所(北海道室蘭市)や八幡製鉄所(北九州市)で代賛生産もしくは他社からの調達、線材は神戸製鋼所などと交渉を進めるとみられていた。