日韓合同チームは、探査機「はやぶさ2」が着陸、調査した小惑星「りゅうぐう」について、地上からの観測を来年秋にも新たに始めることが18日分かったと報じられている。
北海道大付属天文台(北海道名寄市)が持つ特殊な望遠鏡で、「はやぶさ2」のカメラでは見えないほど微細な砂粒の有無を調べる。観測データの解析に韓国側が加わる予定で、小惑星の形成過程を知る手掛かりが得られると期待される。
チームの取りまとめ役でもあり、韓国の学生と共にデータ解析に当たる石黒正晃ソウル大教授(太陽系天文学/物理天文学)は「『はやぶさ2』が調べきれなかった謎を解明したい」と意気込んでいる。
以上、報道参照
ピリカ望遠鏡は、北海道大学大学院理学研究科付属天文台望遠鏡として設置された望遠鏡で、惑星観測を主な目的とした望遠鏡。
研究活動に使用されるほか、一般に公開されており、観測時間外においては、望遠鏡の見学、望遠鏡による観望を実施している。
望遠鏡メーカーは西村製作所。