東芝機械が27日開催した臨時株主総会で、旧村上ファンド系(村上世彰氏)の投資会社シティインデックスイレブンスに対する買収防衛策の導入・発動を問う2議案が、62%の賛成を得て可決した。
これを受け、投資会社側は実施中のTOB(株式公開買い付け)を近く撤回する方針。多くの機関投資家らがTOB成立後の投資会社側の経営方針が明確でないことを問題視し、異例の買収防衛の成功につながった。
昨年9月末時点で村上系のオフィスサポートが6.25%の筆頭株主になっていた。そのオフィスサポート社の子会社のシティインデックスイレブンスがTOBに乗り出していた。