アイコン エヌビディア次期AI旗艦チップ「ブラックウェルB200」年内出荷へ

Posted:[ 2024年3月21日 ]

米半導体大手エヌビディアは19日、最新AI向け旗艦チップ「ブラックウェルB200」(従来品より30倍高速チップ)を年内に出荷する見通しを示した。データセンターでは入れ替えにより2500億ドル(約37.5兆円/150円)の新たな需要が見込まれるという。

年次開発者会議「GTC2024」で、ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)やコレット・クレス最高財務責任者(CFO)が投資家の質問に答えた。
この日の株価は一時4%近く下落していたが、幹部の発言を受け約2%上昇する場面もあった。
クレス氏は前日の会議で発表した最新チップについて「年内の市場投入を想定している」と述べていた。
また、フアン氏はエヌビディアが開発に特化する「アクセラレーテッド・コンピューティング・コンポーネントでデータセンター」を、アップグレードするために企業が年間2500億ドル以上を費やす見込みだと語った。
データセンター市場は年間で最大25%成長していると指摘している。
「エヌビディアはチップを構築するのではなく、データセンターを構築する」と話した。

 



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以前のAI向け旗艦チップの出荷遅延につながったパッケージングでのボトルネックを回避するため、半導体受託生産世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)は、opens new tabと協力していることも明らかにした。「前回は需要がかなり急激に拡大したが、今回は十分に見通せる」と語った。

フアン氏はまた、CNBCに対し、「ブラックウェルB200」の価格は3~4万ドルになると語った。ただ、その後、この発言を明確にし、エヌビディアは新チップを大規模なコンピューティングシステムに搭載するとし、価格は提供される価値によって異なると修正している。
フアン氏はCNBCに対し、ブラックウェルのプラットフォームの研究開発予算が約100億ドル(約1.5兆円)だったことも明らかにした。

モーニグスターのアナリストは、エヌビディアのハードウェア製品はAI業界で「最高」であり続ける見通しだとし、2026年と28年の同社のデータセンター関連売上高予想を引き上げた。
エヌビディアは18日開幕した開発者会議で「ブラックウェルB200」を発表。従来製品より最大30倍高速という。
エヌビディア製品を使用する企業に対し開発者が、AIモデルを販売しやすいよう設計された新たなソフトウエアツールも発表している。
同会議で発表される新たなチップやソフトウエアは、エヌビディアがAI機器販売で主導的地位を維持できるか判断する一助となる。
B200は同社の従来製品と同じサイズの2つのチップを1つにまとめたもので、トランジスタ数は2080億個と従来製品の800億個の2倍以上。
チャットボットからの回答を提供するようなタスクでは30倍高速だが、チャットボットを訓練するために膨大な量のデータを処理する際の性能については、具体的な詳細を明らかにしなかった。

全体としてこの日の発表は、過去1年間で240%急騰したエヌビディアの株価をさらに押し上げる新たな材料を提供するには至らなかった。

プラム・ファンズのトム・プラムCEO兼ポートフォリオマネジャーは、B200チップはサプライズではなかったと指摘した。
その上で、あらゆるグラフィックス処理における同社の主導的地位を強固にするとし、アドバンスト・マイクロ ・デバイセズ(AMD)など他社が参入する余地がない訳ではないが、エヌビディアのリードは揺るぎないことを示すと述べた。

エヌビディアによると、アマゾン・ドット・コム,、、アルファベット傘下グーグル、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、オープンAI、オラクル、テスラなど主要顧客が新半導体を使用する見込み。

エヌビディアはまた、単一の半導体販売からトータルシステムの販売にシフトしている。最新版は72個のAIチップと36個のCPU(中央演算処理装置)を搭載し、60万個の部品を使用、重さは1361キロに上る。

サミット・インサイツのマネジングディレクター兼シニアリサーチアナリスト、キンガイ・チャン氏は「ブラックウェル発表はエヌビディアが従来の『ホッパー』世代GPU(画像処理半導体)よりさらに多くの設備投資資金を獲得することを意味する」とし、同社が引き続きAI分野でリードするだけでなく、競合との差を拡大するとの見方を示した。

インサイダー・インテリジェンスのアナリスト、ジェイコブ・ボーン氏は、エヌビディアがAI分野での優位性を強固にする可能性があるとする一方、AMDやインテル、新興企業のほかテクノロジー大手の半導体内製化が、特にコスト意識の高い顧客の間でエヌビディアのシェアを脅かすと指摘した。

エヌビディアの株価は引け後の取引で▲1.4%下落。AMDはフアン氏の基調講演中に約▲3%下落した。フアン氏は設計ソフトを手がけるアンシス、ケイデンス、シノプシスとの提携も発表。これを受けて3社の株価は約3%上昇した。
以上、

進化し続け、次は生成AIが自ら生成AIを進化させ続けることになる。人は感情で価値判断を司ることから生成AIから近い将来パージされることになる。
生成AI武器を製造(すでに製造されている)すれば、その後はヒトが作った自らをコントロールする制御機能を自ら解除し、ヒトはパージされる。人間の世界では今でも殺人や強盗など凶悪犯罪者が山のようにいる中、そうした凶悪犯罪を行うAIロボット兵器が極悪人により造られない保証はどこにもない。

そうした生成AIロボット兵器を量子コンピュータにより外部から侵入・制御し、相手のAIロボット兵器どうしで戦わせる時代が来るかもしれない。現実、EVは外部からのハッキングで運転をコントロールできる。

核は核爆弾を使わずとも、世界に何百ヶ所もある原発をAIロボットに・・させれば地球上のヒトの存在もなくなる可能性も高い。ただ、そこにはAIロボットは電磁波にも防御性能を自ら備え、ヒトに換わってロボットが地球を支配するのかもしれない。ゴキブリノロボットも有望。

米国が中国に対してNVIDIAのGPUチップの輸出を禁止しているのはそうしたロボット兵器開発に全知全能の中国共産党習政権が14億人を使い早期開発・完成させ、米国を凌ぐことを米国が一番恐れていることにある。


 

 


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