4万ドルの壁と4万円の壁 台湾は2万突破へ 日銀、円高シフト 主要国株価推移
日米の株価が何に付け上昇するという機運の相場だったが、「4」を境に壁を本格的に越えられないまま、基調は株安モード。
日米に共通するのは金利問題、日本は今になって金利を上げようとする日本、米国は早く金利を下げて欲しい市場の思い。
日本の市場は、日銀のスケジュールが明らかとなり、即、円高に動き、超円安で踊った外資の買い付けによる棒上げ相場も一瞬にして覚ましてしまったようだ。
為替に一喜一憂し上げてきた輸出関連株も今後、材料がなければ現実に戻ることになる。
半導体製造装置や検査装置は少々の円高に関係なく、日米で半導体の新工場や増設が目白押しとなっており、基調は増収増益が続くものと見られる。
ただ、今回の大きな外資主役の相場は昨年3月のバフェット効果から、今後、円高に触れれば、外資は株価の動きに合わせて売り浴びせ、利食い売り、利益確定売りが膨らみ(ドル買い円売り)、円高に一定の抑止力が働く。
変数として、米国株が4万ドル突破し、壁を打ち破れば、3月の業績と25年3月期の業績予想しだいでは日本株も再び連れ高になる可能性もある。
30年ぶりに登場するか労働コスト、
賃上げで収益を圧迫する可能性もあるが、上位2割の企業は給与が大幅に上昇しようが値上げ利益もあり余裕、中位3割はチマチマ、新コロナで打撃を受けた3割と下位2割のグループは賃上げどころではないだろう。
結果、業績に労働コストが上昇することはない。すでに今年は人員削減のリストラ発表が昨年比大幅増となっており、特に上場企業は業績への予防線もすでに張っている。
米国は、
金利しだい、3月の金利下落予想が期待外れになりそうで、市場は次の6月をターゲットにしている。経済指標はチマチマとなっており、1月のインフレ率も3.1%まで下がっている。FRBが注視するCPIコアコアも昨年9月から2%台となっている。
この間増加し続け空前の就業者数+賃金上昇が、いつインフレを再燃させるかわからない時限爆弾ともなっている。
インフレ推進法でもあるChips法+IRA法、半導体とEV、EVの販売に陰りが出、EV専用工場の着工が一部先送りになるなど、少なくともインフレ圧力を少しは加減することになる。
オフィスビルの空き室率=稼働率問題⇒商業用不動産問題は、①商業用不動産会社、②そうした不動産会社へ大きく融資している銀行・金融機関、③そうした不動産会社の発行した社債を所有している銀行、投資ファンド、投資機関などは、オフィス稼働率は久しく悪化したままとなっており、金融機関の商業用不動産会社への支援も限られ、まだ不安な要素が大きく残っている。
昨年末からBOX相場が続き、4万ドルを突破しない状態が続いている。投資妙味に薄く、投資家の資金は大挙して仮想通貨に流れ、一方通行で暴騰している。
4万ドルを突破しない限り、根無し草の仮想通貨は上昇を続ける可能性もある。
ただ、株は株に聞けとの格言もある。
スクロール→
投資 コストパフォーマンス 株価推移 |
|||||
|
BTC |
日経平均 |
NYダウ |
上海総合 |
独DAX |
|
ドル |
円 |
ドル |
指数 |
指数 |
23/9/30. |
26,962 |
31,857 |
33,507 |
3,110 |
15,386 |
23/12/31. |
42,278 |
33,464 |
37,689 |
2,974 |
16,751 |
1/10. |
46,649 |
34,441 |
37,695 |
2,877 |
16,689 |
1/20. |
41,696 |
35,963 |
37,863 |
2,832 |
16,555 |
1/31. |
42,581 |
36,286 |
38,150 |
2,788 |
16,903 |
2/5. |
42,708 |
36,354 |
38,380 |
2,702 |
16,904 |
2/10. |
47,751 |
36,897 |
38,671 |
2,865 |
16,926 |
2/15. |
51,880 |
38,157 |
38,773 |
2,865 |
17,046 |
2/20. |
52,258 |
38,363 |
38,563 |
2,922 |
17,068 |
2/29. |
61,153 |
39,166 |
38,996 |
3,015 |
17,678 |
9/30比 |
126.8% |
22.9% |
16.4% |
-3.1% |
14.9% |
年末比 |
44.6% |
17.0% |
3.5% |
1.4% |
5.5% |
1月末比 |
43.6% |
7.9% |
2.2% |
8.1% |
4.6% |
3/6参考 |
66,074 |
40,090 |
38,661 |
3,039 |
17,716 |
|
|||||
投資 コストパフォーマンス 4指標 |
|||||
|
英FTS. |
台湾加権 |
インドN |
オランダ |
韓国 |
|
指数 |
指数 |
指数 |
指数 |
KOSPI |
23/9/30. |
7,608 |
16,353 |
19,638 |
728 |
2,465 |
23/12/31. |
7,722 |
17,930 |
21,731 |
786 |
2,655 |
1/10. |
7,651 |
17,465 |
21,618 |
775 |
2,541 |
1/20. |
7,461 |
17,681 |
21,571 |
778 |
2,472 |
1/31. |
7,630 |
17,889 |
21,725 |
818 |
2,497 |
2/5. |
7,612 |
18,096 |
21,771 |
824 |
2,591 |
2/10. |
7,572 |
18,096 |
21,782 |
851 |
2,620 |
2/15. |
7,597 |
18,644 |
21,910 |
847 |
2,613 |
2/20. |
7,719 |
18,753 |
22,196 |
848 |
2,657 |
2/29. |
7,630 |
18,996 |
21,982 |
848 |
2,625 |
9/30比 |
0.3% |
16.2% |
11.9% |
16.5% |
6.5% |
年末比 |
-1.2% |
5.9% |
1.2% |
7.9% |
-1.1% |
1月末比 |
0.0% |
6.2% |
1.2% |
3.7% |
5.1% |
3/6参考 |
7,679 |
19,499 |
22,274 |
857 |
2,641 |