アイコン 長崎駅区画整理事業(4) 地元商店街を完全に破壊する恐れあり

長崎市による長崎駅の区画整理事業は、無計画な商業政策により、既存の商店街を破壊する恐れがあります。
当区画整理事業の目玉は、新幹線開通に合わせて駅舎周辺を整理することにあり
ます。現在の長崎駅のJR操車場地が宅地化され、容積率も200%から400%に引き揚げられることに決定しています。

また、現在の駅舎も150メートル後退、当区画整理事業地に隣接して16階建からなる県庁舎の建物3棟が建設されることも既に決定しております。大きな消費人口が移動することになります。
 JR九州では、現在のアミュプラザ(約1万㎡)を当区画整理事業により、駅舎を150メートルバック。現行のアミュプラザと新駅舎間に約2万㎡のスペースが作られます。そこにJR九州ではアミュプラザを大拡張する計画が持ち上がっています。
長崎市商工会議所では、既にその計画を察知しているようですが、これまでの経緯から、何の対策もできないものと推察されます。
 まだ、県庁跡地をどうするのかも決定しておりません、また地元商店街の対策もないままとなっています。
JR長崎駅のアミュプラザが予定通り現行の3倍に拡張された場合、JR所有地に駐車場用地はいくらでも確保され、地元商店街に与える影響は計り知れないものと思われます。

 地元商店街は、将来のビジョンを行政と共に考え、自らが立ち上がる必要に迫られています。
そうした市街地の商店街の空洞化対策に対しては、既に国も支援体制を敷いており、無策な長崎市にあっては、市も県も国も捲き込み、将来にわたる各商店街の有様の計画を立て決定して、実行していく必要があるのではないでしょうか。一商店、一商店街でできるものでは決してありません。

長崎市が開発ありきで、無策のまま駅の区画整理事業を行っていることに対して、非常に脅威を感ぜずにはおれません。

<長崎市中央地区商店街>:15商店街:929商店
浜市商店連合会、長崎浜市観光通商店街、長崎浜市電車通商店街、長崎万屋通り商店街、長崎鍛冶市商店街、 油屋町商店会、長崎市中通り商店街、長崎市築町商店街、広馬場商店街、思案橋ガス灯通り商店街、思案橋市会、銅座町商店街、西浜通り商店街、長崎新地中華街商店街、新地湊市商店街
 

<長崎市全体の商店街>
 
商店街名
加盟店数
1
長崎住吉中園商店街振興組合
130
2
長崎市新大工町商店街振興組合
101
3
長崎市中通り商店街振興組合
101
4
浜口町商店会
100
5
長崎市平和町商店街振興組合
95
6
思案橋市会
92
7
長崎城栄商店街振興組合
81
8
長崎浜市商店街振興組合
78
9
長崎浜市万屋通り商店街振興組合
77
10
油屋町商店会
75
11
長崎浜市観光通商店街振興組合
73
12
稲佐中央通商店街組合
67
13
銅座町商店街組合
63
14
長崎鍛冶市商店街振興組合
62
15
桜馬場商店街振興会
59
16
新地湊市商店街
57
17
思案橋横丁商店街
57
18
長崎市築町商店街振興組合
55
19
昭和町連合商店会
55
20
滑石総合ショッピングセンター
55
21
長崎駅前商店街協同組合
52
22
広馬場商店街振興会
52
23
思案橋ガス灯通り商店街
49
24
長崎浜市電車通商店街振興組合
38
25
江戸町商店街
38
26
大浦市商店連合会
38
27
長崎新地中華街商店街振興組合
36
28
西浜通り商店街
30
 
 
1,866
 
[ 2011年2月12日 ]
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