アイコン 三菱ケミカル/医療用カプセルのクオリカプス(株)を558億円で買収

三菱ケミカルホールディングスは25日、クオリカプス(株)(本社: 奈良県大和郡山市、CEO:バーンド・ブラスト、塩野義製薬の子会社であった同社を、2005年投資ファンドのカーライルがスポンサーとなりMBOにより 離脱させていた)の発行済株式のすべてを取得して子会社化するための株式売買契約を、クオリカプスの筆頭株主であるカーライル・グループとの間で締結し た。

株式取得の目的

クオリカプスは1965年に設立以来、医薬品・健康食品用カプセルならびに製剤関連機械の開発・製造・販売を、日米欧の3拠点を軸に展開するグローバル企業(2011年海外売上高比率64%)。
同社は、2005年にカーライル・グループをスポンサーとするマネジメント・バイアウトを実施して以降、グローバル経営基盤の創設、日米欧の連携強化、海外企業の買収など、グローバルな拡大戦略を推進しており、高品質・高機能のハードカプセルの提供とともに、長年培ったカプセル製造技術のノウハウを活用した製剤関連機械の設計・開発、製作・据付け、技術サービスの提供というトータルなアプローチで、カプセル市場において確固たる地位を築いている。
世界のカプセル市場の規模は約1,000億円、年率数%の安定的な成長が見込まれている。そのうち医薬品用は半分以上を占め、クオリカプスは医薬品用カプセル市場において20%を超える世界シェアを有している。中でも、今後年率10%以上の成長が予想されるセルロース系カプセル市場において、クオリカプスは技術・品質の優位性によってリーディングカンパニーとしての地位を確立しているとしている。

 クオリカプスの2011年12月期の売上高は176億円、営業利益30億円、(今期売上高予想191億円)。
買収価格は558億円(受け渡しは2013年3月)。

[ 2012年12月26日 ]
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