乳がん転移抑制遺伝子「Monad」発見/大阪大学佐伯万騎男講師ら歯学研究科チーム
大阪大大学院歯学研究科佐伯万騎男講師らの研究チームは4日、乳がん細胞の浸潤や転移を抑える遺伝子「Monad」を発見し、米オンライン科学誌プロスワンに発表した。
これまで佐伯万騎男講師(口腔科学専攻)らは、浸潤力の強い乳がん細胞で、「Monad」=モナド遺伝子が作るタンパク質を増やすと、浸潤力が失われることを解明していた。
乳がん細胞は、増殖や転移を促すタンパク質を自ら作るが、「Monad」=モナド遺伝子は、このタンパク質の分解に関与することが分かった。佐伯万騎男講師は「新たな抗がん剤を開発できる可能性がある」としているという。
設立100周年を迎えた大阪大学、最近いろいろな医学分野で研究成果を生み出している。
[ 2013年7月 4日 ]
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