アイコン 韓国/クーデター未遂事件発覚か

朝鮮日報は29日、クーデター?未遂事件を次のとおり報道している。
韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は28日、野党・統合進歩党の李石基(イ・ソクキ)議員を含む地下革命組織が国家基幹施設の破壊など内乱を企てていた疑いを強め、李議員ら10人の自宅・事務所など18カ所に対する家宅捜索を行った。
国家情報院はこの地下組織の名称が「RO(レボリューショナリーオーガナイゼーション=革命組織)」で、李議員が総責任者、残る9人は組織の幹部とみている。
国情院は10人全員に対し、出国禁止措置を取り、このうちホン・スンソク統合進歩党京畿道支部副委員長と、イ・サンホ京畿進歩連帯顧問、ハン・ドングン元統合進歩党水原市委員長の3人を逮捕して取り調べを進めている。
 李議員は28日夜の時点で所在が確認されていない。

国情院はソウル市麻浦区にある李議員のオフィステル(住居兼オフィス)を家宅捜索した際、出所不明の現金1億ウォン(約880万円)以上が見つかったことを明らかにした。だが李議員の国会議員会館内の事務所は、統合進歩党と李議員の関係者らの反発で家宅捜索ができず、午前0時ごろにいったん引き揚げた。国情院は29日にあらためて家宅捜索を行う予定。

 水原地裁はこれに先立ち、容疑者らに対する逮捕状、家宅捜索令状を発布した。だが、現行犯ではないため、不逮捕特権を持つ李議員については逮捕状が出なかった。
国情院は、この10人を中心とした「RO」組織メンバー約130人が、今年5月にソウル市麻浦区の宗教施設などで会合を開き、有事の際に石油関連施設・通信施設など国家機関の施設を破壊することや、銃器や爆薬の準備など、体制転覆に向けた内乱について複数回にわたり謀議したとみている。国情院によると、組織のメンバーらは秘密会合のたびに「赤旗歌」や「革命同志の歌」など北朝鮮の革命歌を合唱していたという。

 国家情報院の関係者は「これらのメンバーによる内乱陰謀容疑を立証する5件の録音記録を確保した」と話した。この録音記録には「RO」総責任者の李議員が組織のメンバーを教育する内容や、幹部らの会議・対話内容が含まれているという。
 
水原地検の関係者は「国情院が2010年から内偵を続けてきた事案で、裁判所も犯罪の疑いが極めて強いとみて家宅捜索令状を発布した。刑法上は内乱陰謀容疑と国家保安法第7条(賛美・鼓舞)違反が適用された」と説明した。国家保安法第7条には、賛美・鼓舞・宣伝または、これに同調したり国家転覆を宣伝・扇動したりする行為などへの処罰が定められている。捜査当局は、家宅捜索の対象となった10人について、統合進歩党の主流派であるNL(民族解放)主体思想派とされる京畿東部連合の集団指導部とみられる、と発表した。京畿東部連合は満場一致を原則とする集団指導体制を取っており、指導部は7-10人とみられるが、指導部のメンバーが誰なのかについては明らかになっていない。
以上。
韓国は、南北対立のまま、軍事政権やら李承晩やら、北朝鮮・中国を引きずっている。こうした国から、国連事務総長を指名するなどアメリカも気が振れている。

[ 2013年8月29日 ]
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