日本電産/第3四半期 大幅増収増益 業績予想も上方修正
世界首位のHDD用など精密小型モーターから、車載、産業用など中大型にも領域を拡げて いる日本電産の第3四半期は、電産グループで「第2次高度成長期」と位置付けるビジネスポートフォリオの転換と拡大を基軸とする成長戦略の展開を加速さ せ、当期第3四半期累計の売上高は前年同期比24%増収で過去最高となる6,467億円となった。また、収益面では前期に断行した収益構造改革と増収の効 果により、営業利益は3四半期連続で期初予想を上回り、重点事業の「車載及び家電・商業・産業用」の牽引による収益構造の拡大を持続している。
この結果、当社株主に帰属する四半期純利益も9ヶ月ベースでの過去最高益となったとしている。通期業績予想も下記の修正している。
特に、家電・商業・産業用ではエアコン用モーターなどの増勢と買収効果で、第3四半期までに前年同期比50%増の1,663億95百万円の売上高を達成、販売不振のパソコンメーカー向けのHDD用モーターも前年同期比10.9%増の1,392億53百万円を達成している。
また、機器装置部門も、液晶ガラス基板搬送用ロボットとカードリーダの増収などにより、前年同期比36.4%増の634億21百万円と拡大させてきている。
同社の場合、円安効果や法人税減税だけではなく、製品開発力と販売力で業績を増進させている。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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13年3月第3四半期
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523,210
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43,026
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37,836
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27,093
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14年3月第3四半期
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646,725
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61,866
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62,525
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43,053
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14/Q3/13/Q3比
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123.6%
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143.8%
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165.3%
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158.9%
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14年3月期予想
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880,000
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85,000
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83,000
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56,000
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14期予想/13期比
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124.1%
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482.2%
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618.2%
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700.2%
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13年3月期
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709,270
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17,627
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13,427
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7,998
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12年3月期
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682,320
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73,070
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70,856
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40,731
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11年3月期
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683,530
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90,527
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79,525
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52,333
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[ 2014年1月22日 ]
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