アイコン ルネサス/液晶ドライバ子会社をアップルへ売却へ 「ルネサスエスピードライバ」

経営再建中の半導体大手ルネサスエレクトロニクスは、液晶用半導体子会社「ルネサスエスピードライバ」の売却先として、米IT大手アップルが有力となっていると報じられている。
アップルは、液晶の性能を決める重要部品の技術を傘下に収めることで、高画質で消費電力が少ないスマートフォンの開発を目指すことができる。

<ルネサスエスピードライバ>
本社:東京都小平市上水本町五丁目20番1号
天理事業所:奈良県天理市櫟本町2613番地の1
事業:中小型液晶向けドライバ・コントローラの設計・開発・製造および 販売
設立:2008年3月
資本金:50億円。
従業員:240名
株主:ルネサスエレクトロニクス55%、シャープ25%、台湾のパワーチップ20%。
以上。

日本の半導体は韓国・台湾が台頭してくるまでは、産業の米として他国企業を圧倒していた。しかし、今では、競争に敗れ、敗退するのみ。
東芝が韓国のSKハイニックスを訴えたように、日本の技術そのものが流出してしまっている。それは景気低迷下、経営者が竹中平蔵に踊らされ目先の数値ばかりに捉われ、肝心要の開発部隊まで経費削減し縮小、技術者を大量に放出したことにも起因している。また、安易な韓国や中国企業との合弁事業も技術流出の見本のようなものであった。
こうした後退は経営も損なわしめており、膨大な開発費用を要する新技術開発の予算も配布されず、新技術開発放棄も意味している。
最近では、新半導体開発の学術発表もまったく見られなくなっている。大学の研究者への予算も回らなくなっている結果でもあろう。
日本の半導体企業は、過去の遺物でまだ喰っている企業も多いが、基幹の新規開発投資が損なわれており、既に過去のものになっている。
技術のソフトだけでも蓄積し、パテントで喰うようにしなければ・・・。

[ 2014年4月 2日 ]
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