アイコン アプリックス/アニメ「ペルソナ3」のAICとジ・モードを売却 不採算

アニメは、世界に誇る日本の文化だと騒いでいるが、製作するには大きな資金が必要であり、制作会社の多くの経営は厳しい。
(株) アニメインターナショナルカンパニー(AIC)(東京都新宿区六丁目27 番30 号、代表:三浦 亨)は、劇場版「ペルソナ3」、「僕は友達が少ないNEXT」、「恋と選挙とチョコレート」、「人類は衰退しました」、「アマガミSS Plus」などのアニメ制作会社として知られているが、経営が厳しい会社の一つである。

アプリックスは20日、平成23年3月にAICの株式を取得し完全子会社化し、AICのアニメーション事業をアプリックスのコンテンツ・サービス等事業に結びつけることによって総合エンターテインメント事業に発展させるべく、アプリックスの完全子会社である(株)ジー・モードとのシナジー効果を目指してきた。
しかし、アプリックスグループの総合エンターテインメント事業を推進していたG-modeの創業者で社長であった宮路武氏が、昨年7月急逝、体制の立て直しに努めてきたが、事業を本格軌道に乗せるまでには、まだまだ時間を要する。
一方、既にアプリックスが取り組んでいるM2M事業は好調な伸びを示しており、今後益々同分野の市場拡大が予測される。

このような状況下、AICを取り巻く環境は厳しく業績回復が不透明な中ではあるが、AICの目指す独自の方向性を維持したいとの意向が同社代表取締役三浦亨氏から示された。

AICの経営陣と今後の事業展開における方向性について協議・検討した結果、アプリックスとしては、アプリックスが保有するAICの全株式を譲渡することにより、アプリックスの負担を軽減し、M2M事業に経営資源を集中投入することが、アプリックスグループの価値向上に資する最善策であるとの結論に達したとし、AIC社の代表:三浦亨氏に対し、全株式を8000万円で譲渡することを決定した。

また、アプリックスは、連結完全子会社でゲーム開発の(株)ジー・モードを経営不振から、ONE-UP(株)(オンラインゲーム開発、東京都中央区銀座三丁目15 番8 号、代表:荒木恵治)に7億5千万円で売却すると発表した。


 

[ 2014年1月21日 ]
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