アイコン 続、南島原市官製談合事件 市長のいとこが談合仕切役 (有)ナカムラ実業

南島原市が2012年6月28日に執行した「下宮中継ポンプ場施設整備 工事(電気)・・・上水道ポンプ」の指名競争入札をめぐって、隔測計装長崎営業所に入札参加の業者選定などで便宜を図り、落札の下限の最低制限価格に関す る情報を知らせて落札させたとして、南島原市長の藤原米幸容疑者と副市長の永門末彦容疑者が官製談合防止法違反などの疑いで逮捕された事件。
談合 の仕切り役は、逮捕された市長の親せき(従兄弟)が社長をつとめる(有)ナカムラ実業(長崎県南島原市北有馬町戊2769番地)の社員が、最低制限価格に 関する情報を落札する業者に伝えるなど、談合の仕切り役をつとめていたことがわかり、警察はそれぞれの役割について詳しく追及することにしている。

警察の調べでは、入札を仲介したとして逮捕された藤原市長の従兄弟の中村泰久容疑者が経営する「ナカムラ実業」の社員、石川雅工容疑者が談合の仕切り役をつとめていたという。

石川容疑者は、中村容疑者とともに市長側との連絡役を務めていたほか、自社が関わっていないポンプ工事の入札で、談合で落札する予定だった隔測計装長崎営業所(本社:福岡市南区寺塚)に、最低制限価格に関する情報を伝えるなどしていたとされる。

議員や市長などの親戚筋にこうした建設業者がいれば、おのずと裏取引や談合が疑われるものだ。その疑いを今回の南島原市長逮捕事件は立証している。(今回の談合事件で、長崎県では公取委でも動かない限り、暫く談合事件の摘発はないだろう。)

 (有)ナカムラ実業の財務内容と業績 平成25年6月期 /千円
科目
金額
科目
金額
流動資産
216,286
流動負債
156,972
 
 
固定負債
2,841
固定資産
21,237
自己資本
77,710
 
 
(資本金)
20,000
資産合計
237,523
負債+資本計
237,523
売上高
粗利益
経常利益
自己資本率
409,824
63,833
3,362
32.7%
 ・土木・建築・水道工事・機械器具設置工事など、何でも屋の建設会社。
 
[ 2014年5月23日 ]
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