アイコン 窮地のスカイマーク エアアジアが支援検討 魅力は羽田枠

日経新聞は19日、スカイマークに対し、アジア最大の格安航空会社(LCC)のエアアジア(マレーシア)が、経営支援を検討していると報じた。資本参加などを通じ経営権獲得を目的としているという。
エ アアジアは、経営権獲得に向けて、株式公開買い付け(TOB)も視野に金融機関との調整に入ったと伝えている。エアアジアが楽天などと設立した日本法人を 通じた資本参加を検討しているもようと指摘、これを好感て巣かマークの株価はストップ高となった(50円高の230円)。
スカイマークは新規参入 した航空会社としては、唯一独立経営を保持していたが、エアバス社の新型機契約解除にからむ違約金問題などがあり、今後の動向が注目される。他の国内外大 手も羽田空港の発着枠を多数持つスカイマークに関心を示しているといい、今後スカイマークの争奪戦が繰り広げられる可能性もあると指摘している。

エアアジアは、ANAと組み、 LCCのエアアジア・ジャパン社を設立して、2012年8月中部国際空港を拠点に就航させた。しかし、搭乗客が伸びず、2013年10月提携解消され運行を停止した。ANAは株を買い取り社名を変更、ANAの完全子会社として新たに成田をハブとする観光路線を中心にバニラ・エアとして運航させている。
  
エアアジアは、再度、楽天、ノエビア、アルペン、韓国系ファンドのオクターヴ・ジャパンが出資して新エアアジア・ジャパンを設立した。(日本の航空法で外資は33%までしか出資できないため、日本企業と組む必要がある)
 新エアアジア・ジャパンは2015夏をめどに就航させたい意向であるが、ドル箱の羽田枠を確保するのは、安倍さんにくっ付いている三木谷しだいとなる。しかし、自民党の航空族議員とANAの関係は、羽田新枠の圧倒的なANAへの配数や政府専用機でも日航の歴史を塗り替えさせるほどその力を発揮しており、自民党族議員と結託したANAの影の圧力に、新社が採算に乗せるには長時間を要するものと見られる。今だ、族議員とかが権力を振りまく今の世の日本の実態だ。
 こうしたことから、エアアジアとしては、羽田に多くの発着枠を持つスカイマークを買収したいのが本音のようだ。(もしも、エアアジアがスカイマークを買収すれば、エアバスも700億円ともされる違約金を吹っかけられなくなるという利点もある)

[ 2014年8月20日 ]
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