アイコン 韓国・中東MERS 16日感染4人増の154人、死亡3人増の19人 サムスン病院

サムスン病院関係の感染者は既に72人(15 日現在)に達しているが、12日までの感染者60名のうち25人は隔離対象リストから外れた対象外だった。感染症の第一人者であるサムスン病院の院長であ るが、現実の感染の前に、保健福祉部(省)同様の2メートル以内の至近距離接触者しか隔離対象者にしなかったのが原因だった。(平沢聖母病院の隔離対象者 も感染症の韓国の第一人者としてサムスン病院の院長が2メートル以内を指示した可能性もある)

医療スタッフの問題では、5月27日スーパー 感染者が運び込まれた救急治療室にいた医師が2メートル以外として近接接触者から外れ、5月末1500人の会合に出席、2日に感染が確認されたり、皮膚科 の医師が接触したと思われる日から10日間にわたって治療を続け感染が確認されたり、患者搬送係の人が接触したと思われる日から9日半にわたり病院中の患 者を搬送し続けた挙句感染が確認されたり、初期対応のまずさ・杜撰さは国の保健福祉部の対応とまったく同じものであった。

保健福祉部(省)の文亨杓長官は6月2日「MERS患者が発生した病院に対しては、病院そのものあるいは病棟全体を隔離する」との方針を打ち出し、ソウル市内のメディヒル病院、大田市の建陽大学病院、テチョン病院は病院全体、あるいは一部の病棟が閉鎖、隔離した(当初発生源となった平沢聖母病院は5月29日閉鎖)。しかし、何故か、サムスン病院だけは、同病院に任せられた。

風評被害に耐えかねた病院で組織する大韓病院協会は5日、サムスン・ソウル病院を含むMERS感染者を出した病院リストを公表しようとしたが、保健福祉部が何回にもわたり「発表するな」と恫喝を加え中止させた。
その挙句、サムスン病院では、上記の事象が山のように発覚して、主要な外来診療などを14日閉鎖した。
こうした事態に、まだまだサムスン病院を核とした感染は広がりそうだ。また、大田市の病院も感染の核となっており、釜山市も警察官を54人も監視のため動員して病院を隔離閉鎖させるなど物々しい動きとなっている。

16日麻発表段階で154人の感染者内訳は:
病院内患者感染者46%、約71人。
家族や見舞い客37%、約57人
医療関係者17%、約26人
となっている。

韓国MERS 感染者数と経過 2015年5月11日~
・韓国保健福祉部(省相当)は午前7~10時にそれまでの前日分を発表しており、当数値はその報告に基づく。参考紙:保健福祉部・朝鮮日報・聨合ニュース・中央日報ほか。累計数値
2015
増加
感染者数
死亡
死亡数
発生状況など
6月16日
4
154
3
19
感染治療者118人、退院17人、死亡19人。治療中118人のうち安定102人、不安定16人。陰性転換退院3人(計17人)。
6月15日
5
150
1
16
感染治療者120人、うち安定103人、不安定17人。陰性転換退院2人(計14人)、死者1人(計16人)。
6月14日
7
145
1
15
感染は4人サムスン病院(累計71人)、残り3人のうち1人は救急車添乗員、2人は別の病院。13日の5人不明はいずれもサムスンだった。死亡はサムスン病院60代男性見舞い客(釜山市の病院にて)。サムスン病院外来閉鎖措置
6月13日
12
138
1
14
感染は2人サムスン病院うち医師1人(泌尿器科)、1人救急車運転手、1人건양대病院、3人3病院、5人不明。死亡は平沢グッドモーニング病院1人67歳女性。感染者が陰性となり退院3名、累計10名。サムスン病院閉鎖発表
6月12日
4
126
2
13
感染は3人サムスン病院、1人平沢グッドモーニング病院。死亡は、 建陽大病院(大田市)2人73・78歳
6月11日
14
122
1
10
8人サムスン、1人翰林大東灘聖心病院、ほか不明。感染の3名が陰性となり退院、退院累計7人。死亡は10番目の65歳男性。
6月10日
13
108
2
9
10人サムスン、(サムスン病院関係計47人)。ほか不明
6月9日
8
95
1
7
3人サムスン、1人建陽大病院、残り4人はアサン病院、ヨイド聖母病院、翰林大東灘聖心病院関係。死亡はサムスン60代女性患者
6月8日
23
87
1
6
サムスン病院17名(医療スタッフ3名、入院患者7名、家族7名)、大田市の2病院6名。死亡は80代男性
6月7日
14
64
1
5
サムスン病院10名感染、平沢病院3名、ほか1名、死亡は感染の末期がん患者
6月6日
9
50
 
 
サムスン病院関係5名、平沢病院関係3名(医療スタッフ1名含)、別病院1名
6月5日
5
41
2
4
通院入院していた患者4名と見舞った空軍曹長が感染、死亡は70代男2人
6月4日
6
36
 
 
サムスン病院医師38歳1名(♯35、会合出席者・2日確認されていたという)、3次感染医師1名、入院患者3名、入院の空軍元士1名
6月3日
5
30
 
 
平沢病院患者4名と別病院入院患者で3次感染1名
6月2日
7
25
2
2
3次感染患者2名、患者5名、死亡は50代女と70代男
6月1日
3
18
 
 
平沢病院患者2名と入院患者の家族1名
5月31日
2
15
 
 
平沢病院の母(未感染)を見舞った娘と、♯14スーパー感染者=35歳、平沢聖母病院⇒平沢グットモーニング病院経由でサムスン病院が27日救急応察、3日半に渡り応急室のままにして、30日に感染確認、既に院内感染を急拡大させた。
5月30日
4
12
 
 
最初に診察を受けた医療スタッフと平沢病院患者3名
5月29日
2
9
 
 
平沢病院患者と同病院の30代の医療スタッフ。)
5月28日
2
7
 
 
平沢病院患者と同病院の20代の医療スタッフ
5月27日
1
5
 
 
50代医師
5月26日
1
4
 
 
平沢病院感染者の娘(40代、親を看護)
5月22日
2
3
 
 
中東帰国者の妻と平沢病院患者
5月20日
 
1
 
 
中東帰国者、サムスン病院で感染確認 
5月18日
 
 
 
 
中東帰国者、サムスン病院に転院
5月15日
 
 
 
 
中東帰国者、発症して平沢聖母病院入院
5月11日
 
 
 
 
中東帰国者発熱、(5月4日帰国)、
 
[ 2015年6月16日 ]
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