ロッテホームショッピングがサンプルを正規品に見せかけ販売/韓国公取委
安倍首相と家族ぐるみの付き合いがあり、首相官邸まで訪問している 辛東彬ロッテグループ会長は、ロッテホームショッピングの不正を撲滅するとして、努力しているようだが、努力だけではイカンせん不正が止まないようだ。そ れも今回は客の消費者相手だけに一番大事な信用も失う結果となっている。
韓国公正取引委員会は24日、化粧品のサンプルを正規品かのように装い販売していたとして、通販大手のロッテホームショッピングに是正命令を出し、過料800万ウォン(約89万円)の処分を下した。
公取委によると、同社は昨年11月、テレビショッピングでしわ取り用化粧品を13万5000ウォン(約1万5000円)で販売した際、40万ウォン(約4万5000円)相当の洗顔クリーム、アイクリームの正規品3種類2セットも付けると広告した。
広告には正規品の大きさに見える商品を登場させた。しかし、実際には正規品でなく、内容量が正規品の約15%しか入っていないサンプルだった。ロッテホームショッピングはそれを隠すため、内容量が8ミリリットルしかないサンプルが正規品に見えるように事前に拡大撮影した画像を準備して放送していた。
画面には、製品がサンプルだという事実は、放送開始直後と終了直前に1秒ずつ表示されただけだった。ロッテホームショッピングは75分の番組放送で6億2000万ウォンを売り上げた。同社は「再発防止に向け、内部審査を強化する」と説明した。
今年の1月韓国の中央日報紙は次のように報じている。
辛東彬ロッテグループ会長(60)が、年間50億ウォン(約5億円)を投入するロッテホームショッピングの透明性強化案に直接関わっている。
辛会長が、納品不正で苦労したロッテホームショッピングの正常化に尽力してグループの内実固めに出たものと分析されている。
ロッテホームショッピングによれば辛会長は1月15日、ソウル小公洞のロッテホテルでカン・チョルギュ元公正取引委員長ら社外要人で構成されたロッテホームショッピング経営透明性委員会と懇談会を開いた。
この委員会は不公正な取引慣行をモニタリングして協力企業との共生案について専門家の助言を聞くために昨年10月ロッテが作った諮問機関。
昨年(2014年)初め、ロッテホームショッピング役員が、時間帯の配分や放送に便宜を図って納品企業から金品を受けとったことが明らかになって物議をかもした。
辛会長は当時、事件の報告を受けて「絶対にあり得ないことが起きた」と語調を高めたという。以後、毎年11月に開いていた社長団会議を6月に開いてホームショッピング不正に対して「これまで最善を尽くして積み重ねてきた誠意のこもった塔が崩れ落ちたような気持ちになった」として「この事件をグループ内の不正と腐敗を抜本的に根絶するきっかけにしなければならない」と警告した。
ロッテホームショッピングはその後、協力企業から無償で提供されたサンプルを全て購入して使うようにし、協力企業との業務に必要とされる全費用をロッテホームショッピングが負担するようにするなど多様な制度を導入した。
以上、
追、
レコードチャイナ記事
http://www.recordchina.co.jp/a112331.html
朝鮮日報記事
ロッテ辛東彬会長、安倍首相と会見2015年 06月 03日 07:51
ロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン)会長...通信などが伝えた。辛会長は2013年1月15...首相に会っている。 辛会長と安倍首相は家族...
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