杭問題 住友不のパークスクエア三ツ沢公園は建て替えだった 傾き5.5cm
2014年10月9日に報道された記事によると、住友不動産が 2003年に分譲した横浜市内のマンション「パークスクエア三ツ沢公園」B南棟(全65戸)の基礎杭が支持地盤に到達していない問題で、同社は傾斜してい るB南棟を建て替える方針を明らかにしたと報道されていた。
「現状の建物の傾きと変形を、補修で適正な状態に戻すことは非常に困難」と判断した。2014年10月5日の住民説明会で発表した。
鉄筋コンクリート造の地上11階建で、B棟全体で延面積は、約1万4000m2。住宅性能表示では耐震等級2の物件だった。
屋上で南東方向に最大5.5cm程度の高低差があり、1000分の0.9から1000分の1.3の傾斜があることが判明している。
8本の基礎杭が支持地盤に届いていないことが原因だとみられている。
このほかB東棟とA南棟について、構造検証と建物の調査が完了した後、2014年12月ごろに住民側に対応策を提案する方針も明らかにした。
2つの棟では傾斜は明らかになっていないが、それぞれ1本の基礎杭が支持地盤に届いていないことが判明している。
またB南棟とB東棟に加えて、A棟住民の希望者にも買い取り(契約解除)に応じることを決定した。
支払い内容は現在、管理組合理事会と協議中だが、住友不動産は購入価格の返還や登記費用などの損害賠償、100万円の慰謝料などを提案している。
住民説明会で同社は今後の補償のロードマップを提示した。これによると、2014年10月中に主要なボーリング調査を完了。2014年11月中に構造検証を終えて、2014年12月に全体の是正方針を示す予定。
現在、設計・施工者の熊谷組とともに調査している、杭未達の詳細な原因については、2014年11月頃に予定している住民説明会で報告する考え。
パークハウス三ツ沢公園は、鉄筋コンクリート造・地上11階建て。約1万2400平方メートルの敷地に5棟のマンション(延面積:約3万1000平方メートル)が建っている。
B南棟とB東棟とをつなぐ渡り廊下の手すりが10cm程度ずれていたことなどを不審に思った管理組合からの要請で、2014年3月に住友不動産と熊谷組がボーリング調査などを実施。その結果から住友不動産は基礎杭の瑕疵を認め、住友不動産が2014年6月9日に施工ミスの内容を公表した。
2014年10月7日時点では、B南棟で8本、B東棟で1本、A南棟で1本の基礎杭が支持地盤に届いていないことが判明している。
現在も基礎の状況を調査中。
以上、2014年10月9日の報道より。
三井不動産の「パークシティLaLa横浜」マンション傾き事件は、旭化成建材の杭が岩盤に届いていない問題で、そのこと自体の問題とデータ虚偽問題の2つが発生している。
住友不動産で昨年発覚した上述のパークスクエア三ツ沢公園の例が参考になると思われる。
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