このような状況の下、マンション（グランドパレス・アーバンパレス）においては、生活の利便性を高める供給による街造りに注力し、
「三萩野プラッツ」（北九州市48戸）、
「穴生コアステーション」（北九州市47戸）、
「ネオブラン企救丘」（北九州市49戸）、
「行橋駅前ザ・テンス」（行橋市77戸）の新規販売のほか、
「小倉金田」（北九州市41戸）、
「アクアリゾート下関」（下関市65戸）、
「谷町四丁目」（大阪市55戸）、
「甲府丸の内」（甲府市66戸）、
「三郷中央」（三郷市59戸）
の竣工に伴う引渡しと完成在庫の販売に取組んだ結果、売上高は95億10百万円（前年同四半期比394.3％増）となった。
戸建住宅は、「暮らしを潤す低価格な土地付住宅」をテーマにした第一ホーム㈱の「ユニエクセラン」シリーズを、北九州では「中曽根東Ⅱ」（６区画）、
福岡では「梅林、大池、和白東」（計47区画）、
大阪では「緑ヶ丘」（17区画）
をそれぞれ新規販売するとともに、完成在庫の販売に取り組んだ結果、売上高は22億43百万円（前年同四半期比30.0％増）となった。
その他63百万円を加えた不動産分譲事業全体の売上高は、118億17百万円（前年同四半期比214.1％増）となり、部門営業利益は5億72百万円（前年同四半期は、同損失▲3億26百万円）となった。

２、不動産賃貸事業は、売上高は18億81百万円（前年同四半期比1.8％増）、部門営業利益は9億48百万円（同▲3.4％減）となった。

３、金融事業は、不動産担保ローンは120億05百万円（前連結会計年度末比▲15億05百万円減）、総融資残高は120億62百万円（同▲14億74百万円減）となった。また、不動産再生部門では、東京都港区の倉庫及び福岡県大牟田市の店舗等を売却し、福島県いわき市では震災復興作業員用宿舎が竣工し、営業を開始した。
売上高は、不動産担保ローンの期中平均融資残高の減少により利息収入が減少したものの、不動産再生部門においては大型物件の売却、震災復興作業員用宿舎の賃料収入等により21億22百万円（前年同四半期比9.5％増）、部門営業利益は6億11百万円（同▲5.1％減）となった。

４、タクシー事業は、売上高は268億54百万円（前年同四半期比2.2％増）となり、燃料価格の下落継続と営業所の統廃合による合理化など経費削減に取り組んだ結果、部門営業利益は9億41百万円（同14.4％増）。
タクシー認可台数は、当第２四半期連結累計期間において、福岡市の株式会社西ビルタクシー（40台）、函館市の美咲観光ハイヤー株式会社（20台）、松山市の有限会社富士タクシー（25台）ほか１社（21台）の買収並びに３社（108台）からの事業譲受等による増加を含めて、前連結会計年度末比223台増の8,0８８台となった。
ほか省略。
以上、

同社はマンション開発において、以前のように大きなことは良いことだの発想は捨てたようだ。また、ダボハゼのような田舎の遠隔地の開発も手控えているようだ。過去、新栄住宅も大型マンションばかり作り、景気後退と同時に販売不振に陥った。

なお、同社の１株益は今中間期で102.62円、通期予想では196.92円となっている。株価は本日40円前後値上がりして1350円程度で動いている。同社は全国でタクシー展開しているが福岡単独上場、株価もなかなか上がらない。通期ではかなり上方修正もあるような中間決算内容であるが・・・。東証一部上場も可能であるのに・・・。