アイコン 中国の大気汚染深刻 626μg  視界不良で飛行機30便飛べず

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PM中国国営英字紙China Dailyによると、北京では当局が12月1日、大気汚染が安全基準の25倍に達し、汚染度の高い工場2100ヶ所の閉鎖を命じ、人々にに屋外へ出ないよう警告した。

仏パリで開幕した、国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)でも中国のスモッグ問題は暗い影を落としている。
 
北京は、灰色の濃い霧に覆われ、肺に深く入り込む有害な微小粒子状物質PM2.5の濃度が、30日午後3時現在には、市内中心部で1立方メートル当たり626マイクログラムに達し、視界不良。
この値は世界保健機関(WHO)が上限値として推奨する1立方メートル当たり25マイクログラムの25倍と異常値の多さとなっている。
中国では大気汚染4段階のうち、オレンジ警報を発令した。・・・視界不良になるまで汚いにもかかわらず最悪の赤色警報ではない。
(日本基準35μg/18倍、但し70μg以下を注意とし、70μg超を不要不急の外出注意としている。・・・但し、天気が良い日は光化学スモッグの発生の可能性もあり危険領域)

数百キロ離れた山東省の省都・済南でも、1立方メートル当たりの数値は400マイクログラムを超えた。
また、北京と上海発の空の便は30便以上が視界不良でキャンセルとなった。
 
北京市の教育当局は12月1日、市内の幼稚園、小学校に屋外での活動中止を要求し、中学校に対しても屋外での体育の授業を控えるよう求めた。また、北京市環境保護局は「今年のエルニーニョ現象は統計を取り始めてから最強」と紹介し、さも大気汚染はエルニーニョ現象によるものだと言わんばかりの馬鹿げた発表を行っている。

原因は、冬を向かえ、これまでの工場の煤煙や車の排気ガスに加え、全国で安価な石炭による暖房が行われ始めたことによるもの。
コスト高となる脱硫装置などほとんど付けない製鋼・鉄鋼所や石油精製所、発電所の大量煤煙、国営企業生産の劣悪ガソリン・劣悪軽油・劣悪重油による車両等による大気汚染。

 習さんたちがいる中南海(北京市)も例外ではなく大気汚染に苛まれており、もう限界とばかりに強行措置に入ったようだ。
北京市では、これまで外国要人たちを迎えるイベントごとに、近隣の工場や車両の運行を停止させ、透き通った青空を演出するが、終わったとたんに倍返し状態が続く。
中国共産党独裁政権が金もありながら対策を取らず、国民の命を粗末に扱うとは世の末だろう。
中国人民日報は、大気汚染に対する忍耐力ランキングを発表した。トップ5は、北京(外出控え率1.23%)、南京、太原、合肥、瀋陽の順。
また、大気汚染に敏感な都市のトップ5は、西安(同、30.53%)、鄭州、済南、濰坊、石家荘となっているという。

 中国による大気汚染地球攻撃に、中国国民も日本国民も大迷惑だぁ。
 沖縄などは、中国の大気汚染対策に、中国企業家向け専門の日本オフィスを開設させたらいかがだろうか。

PM2.5予測動画(九州大学のスプリンター、開けて予測動画⇒大気汚染粒子をクリック)
http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/forecastj.html

[ 2015年12月 2日 ]
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