ケーズH PCデポ株全部売却 ボッタくりが真の原因か
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ケーズホールディングスが保有するPCデポ(=ピーシーデポコーポレーション)株を全て売却したことが1日分かった。3月末時点では発行済株式の860,800株(1.97%)を保有し、有価証券報告書に第8位株主として記載されていたが、8月末までに売却した。昨年適用された企業統治指針を受け、持ち合い株を圧縮する一環だという。
以上、
パソコン販売のPCデポの千葉県内の店舗が、80歳代の男性顧客とパソコンサポートの高額な契約を結び、その必要性に疑問を感じた顧客家族の要請で解約に応じる際に10万円の支払いを受けたとして、ネット上でこうした問題が相次いでいた。
PCデポ側は、一部の店舗での問題であり、組織的には一切関知しないところで行われていたとしているが、会社は店舗ごとの業績を常に見ていることから、一目瞭然だったはずだ。
こうしたことが社会問題化した以上、ケーズHはPCデポの株を持つ意味はなく、両社間の取引も解除状態にあると思われる。ケーズHとPC DEPOTは1999年にフランチャイズ契約を締結していた。
PC DEPOにとって、ケーズHとのこうした契約や持株は、大きな信用と宣伝効果をもたらしていたものと見られる。
<売上高は上がらないのに利益だけ急増>
消費不況の中、利益率の高いPCが売れることはないだろう。
利益の出るビジネスモデルが長期のサポート料金と高額解約料ということなのだろう。
(株)ピーシーデポコーポレーション【7618】
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連結/百万円
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14/3期
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15/3期
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16/3期
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売上高
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53,816
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51,285
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51,784
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営業利益
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2,310
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3,089
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4,314
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経常利益
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2,411
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3,205
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4,366
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当期利益
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1,554
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1,941
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2,867
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[ 2016年9月 2日 ]
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