毎日の正午１２時、天皇は赤坂御所に戻り食事をする。そこから２時までが休憩時間だ。その後はまた公務に戻られる。
時間までに終わらなかった仕事は、赤坂御所に持ち帰って“残業”。

統計によると、天皇は年間平均１２００件の書類にサインし、２００人と会見される。
宮内庁の統計によると、平成天皇の会見公務は天皇の仕事全体の４７％を占める。
訪問と祭祀も平成天皇の仕事である。
宮内庁によると、父親の昭和天皇と比べて平成天皇の仕事量はかなり増えている。
外国の政治家や大使と会見する回数は昭和天皇の１．６倍、
赴任した大使や帰国する大使との会見は昭和天皇の４．６倍、
東京と地方での活動参加回数は２．３倍になっている。

財テクで家計を助けたことも
　著名な記者である森暢平氏は、著書『天皇家の財布』は、日本の皇室の豪華な生活を明らかにしている。
本書によると、皇室関連の予算は主に「宮内庁費」と「皇室費」に分けられる。
皇室費には「内廷費（天皇、皇后、皇太子一家の生活費）」、「宮廷費（公務活動費）」、「皇族費（その他皇族の生活費）」がある。
2013年の内廷費は２億２４００万円で、天皇の次男である秋篠宮一家５人の皇族費は６１００万円。これは内廷費の５分の１にあたる。
概算すると、現在の天皇の“年収”は９０００万円前後で、皇太子の“年収”は３０００万円前後となる。
しかし、皇居の出費はただ事ではない。皇居内のテレビだけでも１２００台ある。
毎月の有線テレビ費用の支払いは２００万円に達する。
そのため皇室も“財テク”をしている。
昭和天皇はかつて株を買ったことがあり、それが皇室の一大ニュースとなった。
しかし、天皇は「内廷会計主管」名義で株を買っており、名前が表に出ることはなかった。
株による収入は、納税が必要となる。
昭和天皇の崩御後、平成天皇は４億２８００万円の相続税を納めている。
それだけでなく、平成天皇と美智子皇后、徳仁皇太子、雅子妃はそれぞれ、皇居のある千代田区と東宮御所のある港区に住民税を納められている。

中華弁当が好き
　『天皇家の財布』によると、皇室のスタッフは非常に多く、１０００人を超える。
２４名の楽団、３０名の庭師、２５名のコック、７８名の維持管理スタッフなど。
天皇１人に対し、４名の２４時間対応医師、５名の着替え担当員、１１名の神道儀式準備スタッフがいる。
皇室の生活は、しきたりが多いため、天皇夫妻の住む皇居には１６０名の使用人もいる。

天皇の食事は、宮内庁大膳課の主膳とコック長が担当する。これらの人は、宮内庁で雇われた国家公務員である。現在、天皇には２６名のコックがおり、１１人で１日の食事を担当する。１１人は西洋料理を担当し、他に２名がデザートとパンを担当する。天皇には、専属の中華料理コックがいないため、中華料理を食べる際には皇居の外にある民間のレストランのコックが提供する。
面白いことに、平成天皇は「中華弁当」が大好きだという。在日中国人のコックはよく皇居から注文が来るそうで、直接天皇に「中華弁当」を届けているという。

　また皇居には２２万ドルかけて作られた酒蔵があり、４５００本以上の名酒が保存されている。
さらに２５２ヘクタールの農場も所有しており、新鮮な牛乳や肉、野菜が届けられる。
農場を維持するため、毎年５００万ドルを費やしているという。

『天皇家の財布』によると、皇居で自社の用品や食品が使われるのは名誉なことであり、そのため皇居で使用される高級食材は無料で調達することができる。
一部の一般市民も一定の時間、貢献のために皇居で体を動かす。庭の手入れをしたり草むしりをしたりする。２人の一般市民が戦後に始めた「皇室労働貢献活動」は、いまでは毎月６０人の労働チームとなっている。申し込みもかなり活発だという。
というもの、労働が終わると天皇と皇后が自ら人々に感謝するため、天皇見たさに参加している。
以上、
不思議であるが、中国の人民日報が以上掲載している。

上記により仕事量が大幅に増加していることが伺える。仕事量を減らす内容にするとか、皇太子や兄弟姉妹の宮家へ大幅に権限を委譲することが必要だろう。

これまで、明治時代に作られた皇室典範を盾に知らん振りしてきた政権担当者が、天皇陛下のご多忙に対し、思いやりがなかったことが、こうした仕事量の増加を招いたものと見られる。

政権者は天皇陛下をいくらでも利用しているが、天皇陛下は政権者も政治も利用できない。
政権者から思いやりのない国になってしまった日本の国のようだ。