アイコン 北朝鮮 弾道ミサイル発射 飛行時間54分間 米本土到達ICBM EEZ内に落下

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<要約>

1、北朝鮮弾道ミサイル=ICBM(大陸間弾道ミサイル)
2、発射場所:北朝鮮西部・平安南道平城付近(韓国報道)
3、発射時間:2017年11月29日午前3時17分ころ(韓国報道)
4、打上軌道:ロフテッド軌道(日本報道)
5、最高高度:約4500キロ(過去最高度)(韓国報道)、
6、形状:2段式(日本報道)
7、飛距離:約960キロ、日本海の日本のEEZ内着水(韓国・日本報道)
8、飛行時間:約54分間(過去最高の飛翔時間)(日本報道)、
9、落下時間:11月29日午前4時11分ころ(日本報道)
その他:通常軌道距離はロフテッド軌道の最高高度の2~3倍とされている。
10、推定飛距離:通常軌道の場合9,000キロ~13,500キロ(アメリカ全土到達可)
 
韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が29日午前3時17分ころ、西部の平安南道平城付近から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射したと発表した。
 
北朝鮮による弾道ミサイルの発射は、日本上空を飛んだ中長距離弾道ミサイル火星12号を打ち上げた9月15日以来、約2ヶ月半ぶりで、韓軍と米軍は共同してミサイルの種類など詳しい情報の収集を急いでいる。
 
また、韓国軍は対抗措置として、韓国東部から日本海に向けてミサイルの発射訓練を実施したという。
(9月15日にも2発弾道ミサイルを発射して1発失敗している。挽回したいのだろう)
 
<防衛省発表>
日本の防衛省によると、北朝鮮から弾道ミサイルが発射され、日本海の日本の排他的経済水域内に落下。
防衛省は3発発射したと発表したが後に、1発が3個に分裂して落下した可能性があると修正している。
防衛省は、2段式のICBMの可能性があるとしている。
海上保安庁によると4時11分ころ日本のEEZ内に落下した可能性があると発表した。
 
<飛距離能力>
これからすると今回の北朝鮮ミサイルは、3時17分発射、4時11分落下、飛行時間54分間前後、距離からしてロフテッド軌道での打ち上げのようだ。
今回のミサイルの飛行時間からすれば、平常飛行の場合での飛行距離は1万キロ超となり、米本土に到達する能力を持ったこれまでの最高射程距離の弾道ミサイル=ICBMの可能性がある。
 
ただし、3発か1発か、1発が分離し3個になったのか不明。
分離したのならば、大気圏への再突入時に失敗した可能性もあるし、元々3個に分裂する構造のミサイルだったのかも不明。着水に至る物体の軌道をレーダーで捉え続けていたのかも不明。(日本軍・米軍が発表するかどうかも不明)
 
9月15日打ち上げた火星12号は日本上空を通過させ3700キロ飛行させたが、飛行時間は19分間前後だった。9月15日:3700キロ、日本上空高度750キロ通過、発射6時57分、落下7時16分で19分間前後。
 
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<今回と似たロフテッド軌道の弾道ミサイル>
7月28日、日本海に向け打ち上げた火星14号がある。ロフテッド軌道で打ち上げられ、高度3700キロ、飛距離1000キロで、飛行時間は42分間だった。
火星14号の通常飛行の場合の飛距離は推定6千キロ超とされていた。
 
9月15日には、火星12号を3700キロ飛ばしており、今回のミサイルが火星14号だとした場合、さらに飛距離を伸ばしたものと見られる。
 
いずれにしても大気圏再突入時に3個に分裂した場合は、飛距離能力は別にしても、ICBMとしては失敗の可能性が高い。
 
平壌~アラスカ・アンカレッジ間は6,000キロ
~サンフランシスコ間は9,000キロ
~ワシントンDC間は11,000キロ
~フロリダ間は12,000キロ
~ソウル間は190キロ
~北京間は800キロ
~東京間は1,300キロ
 
<発射事前情報>
11月28日北朝鮮では、ミサイル発射前と同じ兆候が最近北で感知され、27日にも発射したミサイルの軌道を追跡するレーダーを稼働させ、ミサイル基地内の通信も急増させていた。
 
28日のNY市場での円は、一時110.92円まで円高になっていたが、ミサイル発射情報を受け、戦争に強いドルが買われ、11.63円前後(日本時間29日04:55分)までドル高円安になっている。
以上、
 
<12月には240機の空軍機での演習控える>
12月には、米韓両軍が240機の戦闘機・軍用機を使用した、そのまま、北朝鮮攻撃でもするような最大級の空軍の軍事演習を行うことになっている。
ただ、攻撃の柱の一つとなる第7艦隊の空母ロナルドレーガンが沖の鳥島沖の海上で搭載輸送機が着艦失敗(8人救助・行方不明3人)して負傷しており、母港横須賀i帰港して治療に当たっているものと見られ、攻撃の可能性は低い。
それでも、何を言い、何を引き起こすかわからないのがトランプでもある。
ロケットマンもトランプゲームに興じるのはいい寡言にしてもらいたいものだ。

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[ 2017年11月29日 ]

 

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