アイコン 東京都民67万人以上感染の可能性 4.8%感染歴 抗体検査で判明

Posted:[ 2020年5月 1日 ]

感染症に詳しい久住英二医師が、新型コロナウイルスの感染実態を調べるため、東京都内でウイルス抗体検査をしたところ、一般市民の4.8%、医療従事者の9.1%が陽性(抗体あり)で、過去に感染していたことが分かった。
久住医師は「現行のPCR検査で判明する感染者よりはるかに多く感染している可能性が高く、確実にまん延していると言える」と指摘している。

検査は、久住医師が理事長を務める新宿区と立川市のクリニックで4月21~28日に実施した。
ホームページで希望者を募り、20~80歳の男性123人、女性79を検査した。
このうち1ヶ月以内に発熱のあった人は52人、同居者で感染者がいる人は2人、PCR検査を受診したことがある人は9人。PCR検査で陽性反応だった1人も含んでいる。

検査結果では、一般市民の147人の4.8%にあたる7人が陽性、医療従事者55人のうち9.1%の5人が陽性だった。
市民・医療従事者を合計した202人全体では5.9%の12人(男女とも6人)が陽性だった。以前のPCR検査で陰性とされたが、抗体検査で陽性だった人もいた。
検査に使用したのは、クラボウが輸入した試薬検査キット。国内の抗体検査で一般的に使われており、採血後に15分で判定できる。

久住氏は「原因不明の死者が増えていることからも、PCR検査を拡大して速やかに診断し、早期に治療を開始すべきだ」と話している。



スポンサーリンク

◆実態把握へ検査拡大を
抗体検査の正確性はまだ確立していないものの、今回の調査は多くの無症状や軽症者を含め、国内で感染が確認された人数を何十倍も上回る人がすでに感染した可能性を示している。

日本では、感染の有無を調べるPCR検査数が諸外国と比べてはるかに少なく、国内外から「実態が分からず、市中感染が広まっている」と言われ続けている。
医療崩壊を防ぐためにも実態把握は不可欠だが、政府や専門家会議の当初方針でPCR検査を厳しく絞ったこともあり、感染の拡大に検査が追いつかない状況を作り出している。

慶応大病院が実施した新型ウイルス以外の入院受入患者67人に対するPCR検査でも4人(5.97%)が陽性だった。
同大は「地域の感染状況を反映している可能性がある」と分析しており、今回の検査結果もこの数字に近い。

感染者が最も多い東京都の人口は1390万人。PCR検査で実際に確認された4100人余りは氷山の一角とも言うべき数字で、比べものにならない。
感染者は無症状や軽症が8割とされる半面、残り2割は入院が必要な中等症以上。都が想定する4千床程度のベッド数では対応できない恐れが高い。
政府は、いったん決めた政策に固執せず、転換を図るべきだが・・・。お上はいったん決めたら、梃子でも動かさない融通が利かない団体。
安倍首相しか変えることはできない。
以上、報道参照

厚労省は、抗体検査機器でさえ、イチャモンを付け、信用ならんとなかなか認めようとしなかったが、欧米での大規模な抗体検査の実施を受け、追随してやっと承認、海外の風には非常に弱い。抗体検査は日赤の献血を利用して調べるとしていた。しかし、いつになるやらわからない。

抗体検査の恐怖指数を公表すれば、国民が混乱するとして、本当のことを隠蔽し続けるいつものお上になるのだろうか。

新コロナ感染拡大による収束をはかる集団免疫論を、平気で口にする政治家や専門家たちが多すぎ、危険極まりない。
集団免疫による収束は、国民の60%が感染すれば、ウイルスの感染する相手が乏しくなり、収束していくという論だ。

日本に当てはめれば、7500万人が感染する必要がある。
東京に当てはめれば、834万人。
今回の抗体検査4.8%を当てれば、都民はすでに67万人が感染していることになる。
しかし、集団免疫論による収束には、東京都だけでもあと770万人あまりが感染する必要がある。

4月12日までの感染者7,105人の厚労省の分析では、
感染者の16.1%が高齢者であり、高齢者の致死率は11.9%にも及ぶ(全体致死率では1.44%)
4月30日現在の国内の全体致死率は2.98%まで高じており、さらに高齢者の致死率は高かまっているものと見られる。
高齢者は抵抗力がないため感染すれば発症しやすく、ウイルスの勢いから集団感染を起こしやすい。高齢者施設や高齢者が多い病院、こうした抗体検査で判明した元ステルス感染者から経路の脈力の中で発生している可能性も否定できない。

感染検査を厳しく制限する政治の政策そのものが、ステルス感染者を大量に発生させ、感染源不明の集団感染を日本国中に発生させ続けている。

外出自粛の緊急事態宣言を発令しても、病院関係者や介護施設従事者は隔離されているわけではなく、それぞれの生活の過程でアメーバー状に広がったステルス感染者とどこで結びつくかわからず、外出禁止令下でも集団感染を引き起こしてしまう。現在の北海道の例がそうだろう。
市中にステルス化した無発症感染者や軽症感染者でも感染力を持つ脅威を、諮問委員会も専門家会議も日本医師会も一切無視している、医療崩壊させないことを口実に。

<日本の手法は、外出自粛=外出禁止しか新コロナ感染は止められない>
政府と諮問会議および専門家会議は、これまでの政策を変えることなく、正当化すべく、緊急事態宣言を意図も簡単に1ヶ月間引き伸ばすという。数値目標も掲げずにだ。

提灯持ち御用学者ではない専門家は、日本のように検査数が少ないと、陽性率が高くても実際の陽性者の数を把握できない。そのためオーバーシュート(爆発的患者急増)などになっていても気付かない恐れがあり、非常に危険だとしている。・・・自宅死・路上死・・・・

御用学者たちは、感染検査を少なくすることで、感染者数を少なくし、また2月23日の方針発表から、1ヶ月以上あったにもかかわらず、彼らと自治体は何も準備してこなかったことから、こん日の医療機関の混乱を招いている。

その問題が、路上死、自宅隔離や感染検査待ち、結果待ちなどによる感染死を招いている。今後、こうした事態が増加し続けるものと見られる(不明死の感染検査をしなければ、感染死にはカウントされないが、そうした未検査遺体も保健所が検査してくれずすでに多く発生しているという)。

<緊急事態宣言6月7日まで延長か>
5月6日までの緊急事態宣言、国民も5月10日までなら従おうが、6月7日までとなるとわからない。これまでに決定したこととは別に、新たに、人・事業者に対する補償が必要となろう。今の骨抜きになった従順な日本人は、何ヶ月延長されようと、何回発令されようと、お上に従うことだろう・・・・。

 


スクロール→

新コロナ 年代別感染者の動向

 

感染者数

死亡数 

致死

重症者数

重症+死亡

 

構成

死者

構成

合計

90代

120

1.7%

11

10.8%

9.2%

0

11

9.2%

80代

375

5.3%

36

35.3%

9.6%

21

57

15.2%

70代

649

9.1%

37

36.3%

5.7%

32

69

10.6%

↑高齢

1144

16.1%

84

82.4%

7.3%

53

137

11.9%

60代

809

11.4%

9

8.8%

1.1%

39

48

5.9%

50代

1,200

16.9%

6

5.9%

0.5%

26

32

2.7%

40代

1,199

16.9%

2

2.0%

0.2%

10

12

1.0%

30代

1,128

15.9%

0

0.0%

0.0%

5

5

0.4%

20代

1,182

16.6%

0

0.0%

0.0%

0

0

0.0%

10代

167

2.4%

0

0.0%

0.0%

1

1

0.6%

10

103

1.4%

0

0.0%

0.0%

1

1

1.0%

不明

173

2.4%

1

1.0%

-

-

-

-

合計

7,105

100.0%

102

100.0%

1.4%

135

237

3.3%

 ・4月12日18時現在/厚労省発表分

 

 

 

厚労省発表分、毎日昼12時までの集計によるもの。

新コロナ 感染状況

 

検査数

週平均

 

430

47

218

3,267

国内

感染者数

13,929

48

7,876

  当日

214

49

4,544

検査数

137,338

410

1,383

  当日

643

411

2,841

空港検疫

感染者数

144

412

4,866

検査数

27,442

413

1,141

チャーター

感染者数

15

414

9,669

4,527

帰国者

検査数

829

415

3,624

合計

感染者数

14,088

416

5,400

検査数

165,609

417

4,975

国内陽性確率

33.30%

418

4,250

隔離解除者

3,466

419

645

重症者

308

420

3,131

国内死亡者

415

421

6,992

4,232

隔離解除率

24.90%

422

5,612

現在感染者率

72.10%

423

4,678

国内致死率

2.98%

424

5,259

現在感染者数

10,048

425

5,333

現在感染者率

72.14%

426

933

・⇒右の感染検査数は、入管検査数を除外している。各地の集計であり、集計日ズレが生じ、数値が偏ったりしている。

427

823

428

9,112

 

429

3,117

430

643

 

 

新コロナ 5ヶ国比較 4月30日現在

 

ワールドメーター版

 

   

日本

ドイツ

デンマーク

米国

韓国

 

累計感染者数

13,965

162,123

9,158

1,078,476

10,765

 

累計死亡者数

425

6,518

452

62,535

247

 

  致死率

3.04%

4.02%

4.94%

5.80%

2.29%

 

隔離解除者数

2,368

123,500

6,546

149,686

9,059

 

現在感染者数

11,172

32,105

2,160

866,255

1,459

 

 現在感染者率

80.0%

19.8%

23.6%

80.3%

13.6%

 

検査数

164,255

2,072,669

193,165

6,213,977

619,881

 

陽性確率

8.5%

7.8%

4.7%

17.4%

1.7%

 

百万人当り検査数

1,299

30,400

33,349

18,773

12,091

 

人口/万人

12,620

8,300

570

32,780

5,180

 

・ドイツ・デンマーク・韓国・台湾などは感染者とその接触者を最大限感染検査を実施して隔離、すでに収束過程にある。

 

・致死率、日本や韓国などアジアの国は概してBCG接種しており、関係が取りざたされている。

 

・世界各国は外出禁止令と平行して感染者の洗い出し隔離の大量感染検査を実施している。ウイルスとの短期決戦。日本は外出自粛だけの長期戦、人の生活や企業がいつまで持つか危惧されている。

 
 

 

 

 


スポンサーリンク

HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

 




スポンサーリンク

 


スポンサーリンク