既報。「たんす屋」の東京山喜（株）（所在地：東京都中央区日本橋人形町３丁目＊＊＊　）は５月11日、東京地裁において再生手続きの開始決定を受けました。

負債総額は約２１億円。

資本金はおよそ４８００万円。

同社は昭和３６年１２月設立の大手のリユース着物店。設立当初は江戸小紋の着物などを取り扱いバブル期には３０億円以上の売上高を計上していた。しかし、少子高齢化、不況などにより着物ニーズの低下に、着物のリユース事業「たんす屋」へ転身、インバウンド効果もあり、全国にFC含め１３０店舗あまりを展開し、令和元年５月期にも３８億円の売上高を計上していた。

しかし、競争激化や仕入原価の上昇、消費税増税に伴う販売不振に業績は低迷、そうした中、今般の新コロナ感染症の急拡大の影響から店舗の休業や営業時間短縮を余儀なくされ、売上高は急減、自立再建は困難とし、今般、民事再生の適用申請へ、今回開始決定を受けた。なお、同社へは東証一部のハードオフが１１％出資している。

再生債権の届出期間は令和２年７月10日まで。

再生債権の一般調査期間は令和２年９月９日から令和２年９月16日まで。

事件番号は令和２年（再）第５号となっています。

既報記事
着物リユース「たんす屋」の東京山喜（株）（東京）／民事再生申請　新型コロナ関連倒産