アイコン 新コロナ 夏場、感染は鈍化するのか

Posted:[ 2020年6月15日 ]

ロイターは表題について次のとおり掲載している。

北半球で一段と気温が上昇する季節が訪れた。夏になると新型コロナウイルス感染症の拡大は、鈍化し得るのだろうか。専門家の研究結果をまとめた。

温帯域では通常、気温が上がる季節になるとインフルエンザの流行シーズンが終わる。しかし、天候だけでは全地球上での新型コロナ流行は止まらないようだ。実際のところ、暑かったり日当たりが良かったりするブラジルやエジプトでも、流行は広がっている。

ただ、日光や湿度、屋外の風の具合などが新型コロナにどう影響するかについての最近の研究データでは、夏に流行が鈍化するかもしれないという楽観論にも、やや根拠を与えている。

 

<新型コロナは季節性か>

季節性があると確認できるほど新型コロナは、発生からまだ長くたっていない。

インフルエンザや普通の風邪のような呼吸器感染症の流行は、温帯域では季節的なパターンがある。

低い外気温、低い室内湿度、室内滞在時間の増加といった環境条件は、いずれも感染拡大を加速させる可能性がある。

 新型コロナへの天気の影響に関する実証結果はまちまち。

中国の221都市を対象にした1つの調査では、気温、湿度、日光は感染拡大の速度に影響していなかった。

 一方、影響しているとの研究も2つある。




47ヶ国で新規感染を調べた研究では、フィリピンやオーストラリア、ブラジルなどでは、気温上昇と感染ペース鈍化に連関性が見られた。

117ヶ国を対象にした研究では、緯度が赤道から1度離れるごとに感染例が2.6%ずつ増加。

この研究は、「北半球では夏は新型コロナ新規感染が減るかもしれず、冬に再び増加するかもしれない」との結論を出している。

 ただ、世界保健機関(WHO)の緊急対応責任者、マイク・ライアン氏は「季節や気温が(感染速度の)答えになるとの期待に頼ることはできない」とくぎを刺している。

 

<夏と冬で感染拡大に違いが出る理由>

英レディング大の細胞微生物学専門家、サイモン・クラーク氏によると、寒い季節がせきや風邪、インフルエンザを引き起こすと推定される理由は、冷たい空気によって鼻腔や気管が刺激され、ウイルスに感染しやすくするためだという。

冬は、より長い時間を室内で過ごさせる効果があるが、夏もエアコンが屋内滞在をもたらす可能性がある。(エアコンの部屋では外気を取り込むことを求められている)

 米政府の調査チームによる研究室実験では、

気温と湿度が上昇すると物体の表面に付着した新型コロナのウイルス粒子は、人間への感染能力を急速に失うとされた。日光にさらされると特にその速度が速いとの結果も出した。(紫外線による新コロナウイルス不活性効果)

 専門家によると、夏でも頻繁に手洗いし、対人距離を取って、マスクを着けることが引き続き推奨される。

感染者がせきや呼吸をする場合、屋外での方が排出されるウイルス粒子が速く広がり、唾液の飛沫の場合は微風でも最大6メートル運ばれるとの研究結果もある。

(東京では3蜜からの感染防止さくとして、飲食店に対して歩道が広いところでは、テーブルでの外での飲食をOKしている。こうしたところでも風下は要注意だ)。

 

<他に夏のメリットはありそうか>

「ビタミンD」

免疫をつかさどるビタミンDの血中濃度が、新型コロナへの感染のしやすさや、感染した場合の症状の進行にどう影響するかを調べている研究者もいる。

体内のビタミンDの大部分は、皮膚が日光を浴びることで生成される。

ビタミンD (vitamin D) は、脂溶性ビタミンに分類。必須栄養素だが、日光浴によって生合成もされる。カルシウムの働きに関わり骨などの健康に関与する。ビタミンDはさらにビタミンD2(エルゴカルシフェロール、Ergocalciferol)とビタミンD3(コレカルシフェロール、Cholecalciferol)に分けられる。

ビタミンD2は大部分の植物性食品には含まれず、キノコ類に含まれているのみであり、ビタミンD3は動物に多く含まれ、ヒトではビタミンD3が重要な働きを果たしている。


スクロール→

ビタミンDを多く含む主な食品

食品名

100g当り含有量

しらす干し

46-61µg

焼き紅鮭

38.4µg

いわし(缶詰)

17-20µg

焼きさんま

15.9µg

さば(水煮缶)

11µg

ビタミンD2

きのこ

 

 

もう1つは「花粉」

新型コロナを含むインフルエンザ的疾病についてオランダで近年行われた研究によると、呼吸器系疾病の流行を読む上では、大気中の花粉濃度が日光より有益だという。雲状の花粉が空気フィルターのように働き、ウイルス粒子が体内に入るのを防ぐほか、明らかな花粉アレルギーがない人でさえも免疫反応を活性化させるという。

この研究では、大気中の花粉濃度が1立方メートル当たり610個に達すると、インフルエンザ的な疾病が減り始めるとの結果が出た。

地球の中緯度地域のほとんどで、春の初めから10月にかけて通常、この花粉濃度になる。

以上、ロイター参考

 

↓日本は3月がスギ・ヒノキ花粉のピーク

ただ、空中に舞う花粉はスギ・ヒノキばかりではない。

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スクロール→

ブラジル・リオデジャネイロの気候

ブラジル全体の感染者数は86万7人人、死者は4万3千人 6月14日現在

 

平均気温

最高気温

最低気温

降水量㎜

月間日照時間

1月

26

29

23

 

195

2月

27

30

23

 

214

3月

26

29

23

 

195

4月

24

28

22

 

165

5月

23

27

21

86

170

6月

22

25

19

81

156

7月

21

26

18

56

182

8月

22

26

19

51

179

9月

22

25

19

86

138

10月

23

26

20

89

158

11月

24

27

22

 

168

12月

25

29

22

 

161

 

 


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