アイコン 隣国の高齢者追加接種率73%達成、感染者構成率も低下 これまでの状況


高齢者の感染構成率が一時35%以上に達した隣国のウィズコロナ政策、高齢者もウィズコロナではシャレにならない。
ウィズコロナ策はそれまで規制が強化されていただけに国民をウキウキ気分にさせ、飲食店も24時間営業可能となり、酒気帯び運転で検挙される人たちが急増するほど。それも感染者増、重症者増、感染死亡者増という犠牲を払いながら、隣国政権は11月29日の会議で見直しもせず執行し続け、やっと12月18日にウィズコロナ策を中断した。

この間、一番犠牲になったのは高齢者、どうして高齢者の感染者がこれほど発生したのだろうか。
高齢者たちが多くいる療養病院でのクラスターが多発したことにある。ウイルスはその特性上、地域に感染が広がれば警戒している病院・高齢者施設でさえ、外部と接触する以上侵入してしまう。コンピュータウイルスと一緒で僅かなスキがあれば侵入し、そこで拡散し続ける。
 それほど、ウィズコロナ策は地域にウイルスを拡散させ、感染者を多発させたことにある。

スポンサーリンク

下記表で示すとおり、感染者が大幅増加している中、累計では高齢者の感染構成率は23.7%、それが12月1日には35.2%まで構成率が高まっていた。
その対策で当局は、①療養病院含む高齢者施設の従事者に対して、週2回のPCR検査を義務付けた。一方で、②ワクチンの追加接種を強力に推進、18日から③ウィズコロナ策を中断、その3つの効果により、
12月29日の高齢者の感染構成率は21.7%まで下がっている。これは今後重症者数の減少や死亡者数の減少となって現れてくる。

ただ、高齢者の感染構成率も感染者の全体数も下がっているが、重症者数はウィズ策を中断して10日経過しているものの、まだ高い状況が続いている。
コロナウイルス感染症では、感染してから2週間後に死亡者数がピークに達することから、そうした過去のデータのとおりとなっている。29日現在その2週間後となっているが、重症者数は現在が過去最多となっている。

今後、
隣国はワクチンの追加接種を強力に推進しており、特に高齢者に対して優先接種しており、感染者に占める高齢者の感染者数の低下という効果がすでに現れている。
ただ、追加接種でも抗体が形成されるまでには10日以上(一般に2週間)必要であり、追加接種しても抗体増加前に感染している人たちや、高齢者で未接種者、接種完了しても有効期間切れの人たちにまだ感染リスクがあり、一部追加接種完了者のブレークスルー感染も生じている。
結果、12月29日に至っても60歳以上の高齢者の感染者数は1172人と、高齢者だけが暮らしているのならば集団免疫も完成しようが、世の中は各世代が一緒に生活しているため、高齢者の感染者数も今年9月以前よりまだ高い位置にある。

ウィズコロナ策の中断は1月2日までとなっているが、オミクロン株も市中感染が広がる中、いくら寅さんでも現在の状況からして100%解除できない状況下にある。

 


スクロール→

↓ワクチン効果が18歳以上でも切れ掛かっている。

12月29日と12月1日の年代別感染者の年代別変化

隣国

1229

12/29

累計比

121

感染数

割合

感染数

割合

合計

5,409

100.0%

100.0%

5,123

100.0%

80歳以上

153

2.8%

3.3%

303

5.9%

70

263

4.9%

6.1%

524

10.2%

60

756

14.0%

14.3%

980

19.1%

 以上高齢者

 

21.7%

23.7%

 

35.2%

50

718

13.2%

14.5%

722

14.1%

40

802

14.8%

14.6%

584

11.4%

30

807

15.0%

14.5%

604

11.8%

20

648

12.0%

15.0%

467

9.1%

10

647

11.9%

10.0%

523

10.2%

09

615

11.4%

7.7%

416

8.2%

 


スクロール→

1229日現在のワクチン追加接種状況/千人

 

隣国

人口

追加接種

追加接種率

 

80歳以上

2,256

1,605

71.14%

 

70

3,757

3,036

80.81%

 

60

7,141

5,002

70.05%

 

 以上高齢者

13,154

9,643

73.31%

 

50

8,570

2,894

33.77%

 

40

8,109

1,509

18.61%

 

30

6,686

1,438

21.51%

 

1829

7,620

1,095

14.37%

 

1217

2,769

 

 

 

011

4,441

 

 

 

人口

51,349

16,579

32.29%

 

・呑気な日本の岸田政権は1228日現在531千人(0.4%)にしか追加接種していない。小腸内でガン患者の厚労省は12月以前から3千万人分以上ワクチンを抱え込んでいる(モデルナ製は半分量接種として)

 
 
 

 

隣国の12月12日からの感染状況と推移
スクロール→

隣国

感染数

首都圏

首都率

地方

入国

重症

死亡

29

5,409

3,862

71.4%

1,521

126

1,151

36

28

3,865

2,594

67.1%

1,261

88

1,102

46

27

4,207

2,903

69.0%

1,790

82

1,078

55

26

5,419

3,898

71.9%

1,516

80

1,081

69

25

5,842

4,203

71.9%

1,626

75

1,105

105

24

6,233

4,452

71.4%

1,773

70

1,084

56

23

6,919

5,091

73.6%

1,822

63

1,083

109

22

7,456

5,509

73.9%

1,942

91

1,063

78

21

5,202

3,691

71.0%

1,501

58

1,022

52

20

5,318

3,771

70.9%

1,534

60

987

54

19

6,236

4,566

73.2%

1,664

63

1,025

78

18

7,314

5,435

74.3%

1,870

30

1,016

53

17

7,435

5,571

74.9%

1,856

35

971

78

16

7,622

5,720

75.0%

1,889

31

989

62

15

7,850

5,941

75.7%

1,901

22

964

70

14

5,567

3,907

70.2%

1,645

42

906

94

13

5,817

4,307

74.0%

1,501

34

876

40

12

6,689

5,001

74.8%

1,681

28

894

43

・海外入国者の感染者数は地方や首都圏の感染者数に8割以上が含まれている。

[ 2021年12月30日 ]

スポンサーリンク
 

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧