アイコン 27日空港検疫 感染判明者56人 うち米国からが43人


厚労省は28日、空港検疫で新たに71人の新コロナ感染が確認されたと発表した。
コロナ禍の帰省ラッシュが本格化 、特に米国は感染が急拡大している中、地域別には米国からの帰国者が最大となっている。

オミクロン拡大が懸念される中、28日の一日に発表された検疫での感染人数としては過去最多、今後、オミクロン株かどうか遺伝子解析が行われる。

検疫での12月5日からの週では51人感染、12日からの週では118人と倍増、18日からの週では247人とさらに倍増し、26~28日でも前週3曜日比62.9%増となっている。(検疫感染増は、帰国ラッシュからと表現している報道機関もあるが、検査数を見る限り帰国者はそんなに増加はしていない(飛行機入国者は全員、入管検疫で抗原検査を行っている)。

日本は、空港検疫でのコロナ感染者のカウントをどのように行っているのか定かではない。
まず、入国空港では短時間で判明する抗原検査を実施、陰性であれば、帰郷して自宅隔離に入る。

(飛行機同乗者に感染者が出た場合も、帰郷して自宅隔離に入る。陽性者がその後オミクロン株と判明した段階で、自治体が用意した隔離施設に移る。最新では感染判明者の近くの座席者に限ることに変更)

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このように、国は入国禁止、トーンダウンして帰国者全員を施設に隔離すると言いながら、最初からほとんどの帰国者を自宅に帰郷させている。

後は、これまでどおり、検疫当局と取り交わした自宅待機(隔離)の「誓約書」と「専用アプリ」での管理だけ。自宅隔離者が嘘をつけばいくらでも嘘をつける入国者管理システムとなっている。

15日に発覚した8日の米国帰りで自宅隔離の20代女性、その日のうちに誓約書で、自宅でも会ってはならないとされている男性と会い、翌日にも男性と会っていた。その後自らがオミクロン株に感染していることが判明、その男性にも感染させていた。

自宅隔離は性善説に基づくもの、政府はお金を潤沢に持っており、空港周辺や近隣都道府県の宿泊施設を借り切ることはいくらでもできる。異常事態中であり、ホテル等へは半強制することもできるだろうに。
それをせずして、自治体が第6波に向け借り上げている宿泊施設=ホテル=隔離施設に何百キロも移動させている。
それも空港検疫で陽性者が出た飛行機の同乗者に限る。陽性者が出なかった場合は全員自宅に帰郷させ、自主隔離に入らせている。
同乗者感染の搭乗者でも自宅隔離を優先させている恐怖の神奈川方式もある。

今回もまた大阪が感染元になる可能性がある。4月の英国株では修羅場を見たが、8月のデルタ株では対策内で終わらせた。オミクロン株ではどうだろうか。関西人特有の切れ切れ、親分同様口達者なホピュリストになった吉村氏の力量が問われることになるかもしれない。
アンジェスは、吉村氏の発言から中央に注目され、巨額を集めたが、結果、ワクチン開発を断念している。

 

↓検査数には検疫当局の抗原検査数も含まれている。


スクロール→

最近の厚労省発表の感染者数 検疫

午前00時現在であり発表は前日分

 2021

感染者数

検疫週計

発表日

国内

検疫

合計

感染計

検査数計

1228

163

51

214

145

 

1227

225

38

263

1226

266

56

322

1225

262

40

302

247

29,458

1224

249

46

295

1223

221

41

262

1222

218

31

249

1221

110

41

151

1220

152

25

177

1219

179

23

202

1218

162

21

183

118

29,788

1217

164

26

190

1216

163

12

175

1215

133

11

144

1214

68

11

79

1213

99

21

120

1212

133

16

149

1211

140

6

146

68

26,848

1210

155

10

165

129

123

13

136

128

104

12

116

127

55

5

60

126

104

11

115

125

120

11

131

厚労省の発表資料によると27日に日本の空港に外国から到着した人のうち感染者は56人、うち43人が米国からの入国者で全体の76%を占めている。

便の関係もあろうが、感染爆発中のアメリカ合衆国から帰国した人がほとんどだった。
検疫で陰性だった人たちのほとんどは、自宅へ帰郷し自宅隔離に入っている。別に罰則規定があるわけでもなく生活もあるため食事や買物などで出かけてもいる。14日間の自己隔離期間内で長期間音信普通(委託業者が一応管理している)になると名前を公表される程度。

隣国の場合は、入管検疫で陰性、自宅へ帰郷し隔離、帰国2日目に近くの検査所でより精密なPCR検査を受け、自宅隔離解除の前にもPCR検査を受ける義務が罰則付きである。

ちなみに、隣国の場合、帰国者の感染者数は28日までの1週間で549人、うち検疫で見つかった感染者数は11.1%の61人に過ぎず、帰郷し自宅隔離に入り、義務化している入国2日目のPCR検査や隔離解除前の検査で488人の感染が判明、実に入国者の自宅隔離で88.9%の人の感染が判明している。

日本は入国時の抗体検査での陰性者で、同じ搭乗機で感染者が出ない限り、自宅へ帰郷して自宅隔離に入ってもPCR検査を受けない。両国の入管検疫手法はほとんど同じ、自宅隔離制度も同じ、しかし、自宅隔離後の違いが今後大きな意味を持ってくる可能性が高い。
もともと日本は脇が甘く、すっぽんぽん。規制強化とワクチン効果のダブル効果がたまたま同時に現れ現在のように収束している。ただ、もうワクチン効果は有効期間切れ、いつ感染が広がってもおかしくない状況となっている。
国立遺伝学研究所発のAPOBEC酵素と理研発のHLA-A24:02系記憶免疫キラーT細胞が、日本人に働いていることを祈らずにはいられない。

 

  12月27日の事例

入国者で感染者の3/4以上がオミクロン株感染爆発中の米国からの帰国者(ほとんどが日本人)


スクロール→

27日の空港検疫陽性者56人内訳/厚労省発表分

米国から

43

76.8%

英国から

3

5.4%

インドから

3

5.4%

カナダから

2

3.6%

フィリピンから

1

1.8%

ベルギーから

1

1.8%

ボリビアから

1

1.8%

レバノンから

1

1.8%

ガイアナから

1

1.8%

 


12月27日海外からの空港到着便での感染者内訳

 

空港

年 齢

性 別

居住地

行動歴

症 状

1

成田

20

男性

東京都

米国

無症状

2

成田

20

男性

神奈川県

米国

発熱、咽頭痛

3

成田

60

男性

東京都

米国

無症状

4

成田

20

男性

神奈川県

米国

無症状

5

成田

20

男性

神奈川県

米国

無症状

6

成田

20

男性

神奈川県

米国

無症状

7

羽田

50

男性

神奈川県

米国

咽頭痛、咳嗽

8

成田

60

女性

東京都

米国

咳嗽

9

成田

10

女性

神奈川県

米国

咳嗽、咽頭痛

10

成田

40

男性

東京都

米国

無症状

11

成田

40

男性

埼玉県

米国

無症状

12

成田

20

男性

大阪府

米国

咽頭痛

13

成田

30

男性

東京都

米国

無症状

14

成田

50

男性

東京都

米国

無症状

15

成田

30

男性

千葉県

米国

無症状

16

成田

20

女性

東京都

米国

無症状

17

成田

30

男性

神奈川県

米国

無症状

18

成田

10

男性

神奈川県

米国

無症状

19

成田

20

男性

神奈川県

米国

無症状

20

成田

20

男性

神奈川県

米国

無症状

21

成田

20

女性

神奈川県

米国

無症状

22

成田

20

男性

神奈川県

米国

無症状

23

成田

30

男性

東京都

米国

無症状

24

成田

20

男性

神奈川県

米国

無症状

25

成田

20

男性

神奈川県

米国

無症状

26

成田

30

女性

東京都

米国

無症状

27

成田

20

男性

神奈川県

米国

無症状

28

成田

40

男性

神奈川県

米国

無症状

29

成田

10

女性

神奈川県

米国

無症状

30

成田

20

女性

東京都

米国

無症状

31

成田

30

男性

神奈川県

米国

無症状

32

成田

40

男性

神奈川県

米国

無症状

33

成田

20

男性

神奈川県

米国

無症状

34

成田

30

男性

神奈川県

米国

無症状

35

成田

20

女性

神奈川県

米国

無症状

36

成田

20

男性

神奈川県

米国

無症状

37

羽田

50

男性

東京都

米国

無症状

38

羽田

20

男性

神奈川県

米国

無症状

39

羽田

20

男性

東京都

米国

無症状

40

羽田

20

男性

神奈川県

米国

無症状

41

羽田

40

男性

神奈川県

米国

無症状

42

羽田

20

男性

神奈川県

米国

無症状

43

羽田

30

女性

神奈川県

米国

無症状

44

成田

30

女性

東京都

インド

無症状

45

成田

30

男性

東京都

インド

無症状

46

成田

30

女性

神奈川県

インド

無症状

47

関空

30

女性

兵庫県

英国

咽頭痛、咳嗽、倦怠感

48

羽田

50

男性

熊本県

英国

無症状

49

羽田

10

女性

非公表

英国

無症状

50

成田

20

男性

山梨県

カナダ

咽頭痛

 

↓米国の最近の感染者数

岸田さんは来年早々米バイデン氏に初詣に行く計画、米国からの入国制限など考えられない状況。


スクロール→

 

累積

日平均

11/713

47,965,519

571,628

81,661

11/1420

48,629,214

663,695

94,814

11/2127

49,204,395

575,181

82,169

11/2812/4

50,015,785

811,390

115,913

12/511

50,852,302

836,517

119,502

12/1218

51,798,524

946,222

135,175

12/1925

53,126,040

1,327,516

189,645

 

直近

 

実数

12/24

 

 

298,492

12/25

 

 

254,727

12/26

 

 

229,016

 

[ 2021年12月29日 ]

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