アイコン 金子一族によるKTNテレビ長崎支配の終焉か?

Posted:[ 2020年7月 1日 ]

金子一族(現東洋水産)の金子源吉氏が昭和61年(1986)6月19日、KTNテレビ長崎の社長に就任してから34年間、開局50周年を迎えたKTNテレビ長崎の3分の2周年は金子家が支配してきたことになる。

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昭和58年(1983)に実父で農水大臣まで務めた金子岩三氏が引退後は後継者として実弟の金子原二郎氏が衆院議員として政治を担当し、平成10年(1998)2月に原二郎氏が長崎県知事になってからは金子家による長崎県支配は「えげつない」くらい盤石なものとなっていった。



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栄枯盛衰は世の習い、奢れるものも久しからず、今年、令和2年(2020)4月27日付けで、金子一族の総帥であり、KTNテレビの天皇として君臨してきた金子源吉氏が会長を退任している。

6月16日に開催された株主総会では金子源吉、前会長による不透明な資金(東洋水産・金子岩久社長)への金っ子の流れを解明するとして第三者委員会が設置されたが、東洋水産・金子岩久社長はKTNテレビ長崎の株の3000株(5%)を保有する個人株主でもある。

父、金子源吉氏が保有する9000株(15%)と併せると金子親子で20%の株を保有する大株主でもある。

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少々の資金を金子家の家業である巻き網漁(東洋水産)に注込んでも良かろうと思うのが人情というか金子一族お得意の錬金術だが、今回は勝手が違うようだ。(会社法960条、961条)特別背任罪の疑いが浮上している。

2020年6月16日の株主総会で
浜野哲夫氏の専務就任も承認されている。

尚、現在の社長は関西テレビ放送(9800株・16・33%)から送り込まれている宮前周司である。

今後の第三者委員会による調査に関西テレビ放送(16・33%)、読売新聞大阪本社(14・83%)、西日本新聞社(10%)、全国共済農業協同組合連合会(7・66%)、土井共成5%、清水晃5%、非金子家の株が併せて58、82%の株主としては金子家による使途不明金の解明は勿論、
第2、第3の告発にも期待したい。


日刊セイケイ 編集長・中山洋次

 


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