東京都の発表によると65歳以上の新コロナ感染者は、12月9日はじめて100人を超えて103人となるなど、重症化のリスクが高い高齢者の感染が目立ってきている。
都が、65歳以上の人数をまとめたところ、11月1ヶ月は10月より590人増えて1,348人。「第2波」が来ていた今年8月の734人と比べ1.8倍に増加している。
また、感染が確認された全員に占める割合は8月が9%だったのに対し、11月は13.7%、12月は9日までで15.7%に上昇している。
京都は嵐山などにGoToTravel with Coronaにより、観光客が押し寄せ、これまで大きな感染増は見られなかったが、ウイルスは確実に裾野を拡げ4日から感染者が急増し、9日は75人の感染者を出している。東京からのお客さんも多かったことだろう。
新コロナについては、外だから大丈夫、マスクをしているから大丈夫というものではない、今やウイルスが長生きする季節、接触感染もある。誰も自ら感染していることを知って旅行する人などいない。感染者が増加するほどにステルス感染者も増加し、ウイルスが集団生活施設の病院や介護施設、障碍者施設、学校などに忍び寄り、集団感染を引き起こす。それに加え、濃厚接触者が多くなる家族感染も大幅に増加している。
政府分科会の専門家の尾身氏によると、旭川市など一部でパニック状態になっているものの、全体で見れば余裕余裕とのことだ。こうした専門家が日本国のガンのようだ。