2020年の半導体の売上高ランキングが英IT分野の調査会社兼コンサル会社のガートナーから発表された。それによるとインテルが昨年に続き1位となった。
新顔として8位に登場した台湾のメディアテックは、中国で普及が進む5Gスマホ用チップを生産する台湾企業、その勢いによりランクイン、5Gは今後も世界へ拡大していくことから、成長も保証されている。5G用SoC(CPUや通信モデムなどの基幹機能を1チップに仕立てたもの)はこれまでクアルコムが圧倒していたが、5G用開花で5G用ではメディアテックが1位となっている。
世界の自動車業界では半導体不足で年末から年始にかけて生産調整に入っているが、自動車用はパワー半導体など自動車向け半導体であり、メモリ半導体の分野は限られる。パワー半導体は日本メーカーが強い。(不足の主原因は旭化成半導体子会社における大火災、圧倒的シェアの一車両用半導体チップの不足によるもの。ファンドリーに出していたものもあり、TSMCで急遽増産対応している)